【NewsLetter204】薬物依存症のマー

九州ダルクに来て早いもので3 か月がたちました。僕はここに来る前、かなりお酒を飲んでいました。そのおかげで現実が見られず、違う世界にいました。

最初にダルクに来た頃は、仲間の言うことも耳に入らず、ずっと一人の世界にいました。僕の薬物での本命は覚せい剤だとずっと思っていて、お酒は薬物ではない、という思いがずつと頭の中にあるのです。そのせいで自殺を考え、楽な死に方はないかと考え、手首を切ったのです。幸か不幸か失敗に終わりました。

今でも覚せい剤はともかく、お酒は飲みたいです。でも、もうお酒も飲めない精神と身体なんだと思えるようになりました。今では、自分の世界ともおさらばして、仲間の輪の中に入っていられるようになりました。毎日ミーティングやプログラムに追われる日々ですが、少しずつここでの生活にも慣れてきました。

頑張って回復して社会復帰を考えています。仕事も自分で何が出来るのか、合っているのか分かりません。僕は社会不適合だと分かっているのですが、毎日、色々と学びながら社会を目指しています。毎日、過去の事、未来の事、今現在の事を考えています。これからも薬物依存という病気と戦い続けていかなければならないので大変です。

僕もあっという間に40 代なので、これからの事を考えると不安で仕方ありません。何とか自分で生きていけるように仕事を何か身に付けようと考えているのですが、なかなか現実と理想は思うようにいきません。ここでは若い仲間が多いので、若い仲間が羨ましいです。

まだまだ九州での生活には慣れませんが、少しずつ仲間にサポートしてもらいながら、慣れていきたいと思います。とにかく問題は山積みですが、「今日一日」で生活していきたいと考えています。

カテゴリー: 204号(2018年3月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク