【NewsLetter171】九州DARC代表理事 大江昌夫

 時が過ぎるのは早いもので、今年もあと僅かとなりました。この1年を振り返ってみると、本当に無力な1年でしたが、無事ここまでやってこれたのはご支援してくださっている皆様のお陰です。本当に感謝しております。

 今年は1月に、長年一緒にプログラムを共にしてきた秀光の死がありました。数年前から私の身近な仲間の死が続いていて、正直かなりこたえました。

 「またか、神様はなぜ俺にとって大切な仲間ばかり連れて行くか。いい加減恨むよ」

 これが本音でした。

 それから間もなくして秀光が病気治療のなか、この九州ダルクを一緒に支えてくれた仲間のリラプスがありました。

 とにかく落ち込みました。

「なぜ……。どうして……。なにが……」

 頭の中で毎日のように自問自答で、自己嫌悪で、自分が許せませんでした。神様は超えられない困難は与えない、といいますが、こんなに続くとここから逃げ出したくなります。

 しかし、ふと隣をみると仲間がいる。離れている仲間が連絡をくれる。スポンサーが会いに来てくれる。支援してくださる皆様がいる。

 「さあ一緒にプログラムをしよう」と背中を押してもらうような、霊的な優しい愛がここにはありました。神様は困難なんて与えないのではないでしょうか。神様が与えてくれるものは愛なのでしょう。

 まだ未熟な私は、その事にひとりでは気づけません。こんな時に思い出す祈りがあります。

 「私の願い-ある兵士の祈り-」

成功するために、神に力を願いましたが、与えられたのは謙虚さでした。従うことを学ぶために。

善行をするために健康を願いましたが、与えられたのは病気でした。より善い行いをするために。

幸せになるために富を願いましたが、与えられたのは貧しさでした。賢くなるために。

人から尊敬されるために能力を願いましたが、与えられたのは弱さでした。神を必要とするために。

人生を楽しむためにすべてのものを願いましたが、与えられたのは命でした。

私が欲したものは何も与えられませんでしたが、声にも出さなかった祈りが聞き届けられ私は、だれよりも豊かで祝福された人間となれたのです。

 この祈りを忘れず生きていきたいです。

 今現在、マサ、リアル、アチ、タツヤ、ピロピ、ミエハル、カロリ、キョン、バス、シン、フテコ、スイ、聖子と私を入れて14名の仲間たちがいます。

 そして自立しているゲーリー、タカシ、三四朗、カジノ、サル、ヒロ、ジャイアンがいます。

 全ての仲間に感謝です。本当にありがとう。別紙のお願いにも書かせていただきましたが、皆様の愛を、知恵を、お力をお貸し下さい。いつも勝手なお願いばかりで心苦しいのですが、宜しくお願いいたします。

 皆様が素敵なクリスマスと新年を迎えられますよう心よりお祈り申し上げます。

カテゴリー: 171号(2013年12月), ニューズレター タグ: , , , パーマリンク