【NewsLetter181】九州DARC代表理事 大江昌夫

寒気きびしき折柄、あわただしい師走となり、何かとご多用のことと存じます。本格的な冬の到来を迎えまして、風邪などひかれておられませんか。九州ダルクのメンバーは色々ありながらも、今日一日を精一杯生きています。

私は本調子ではありませんが、仲間に助けられながら、今日を過ごしています。私は自分が何者なのかすぐ忘れ、自分の病気さえどうにもできないのに、高慢にも仲間を変えようとして、勝手に怒り、傷つき、疎外と孤独に苛まれてしまいます。

依存症には無力だというのにね。

私の回復は、時間はかかりましたが、仲間の話が耳に届くようになり、疑いながらも、仲間の真似をし、少しでも先行く仲間のように笑えるようになりたいと願い、鏡に映った自分に笑いかけたり、自分を褒める練習を毎日のようにしました。

そんな情けない自分が嫌いで、何枚、鏡を割っただろう。それでもやり続けることで、自分を知るようになり、誰に対してもどこであっても、恐れながらでも正直になる勇気が湧き、昨日や明日より、今日に回復する意欲が生まれ、結果に囚われずハイヤーパワーの配慮にゆだねて今日一日を一生懸命生きることが少しずつですができるようになりました。

今では、あれほど嫌いだった自分を愛せるようになりました。ハイヤーパワーがそうであるように、完全な私ではなく、今ここにいる不完全なありのままの自分を。

そういいながらも、愛せない時もありますが()

こんな不完全な私ですが、一人でも多くの人へ仲間とともに、またご支援して下さる皆様とともにグッドニュースを届けていきたいと思います。

この話の後に大変心苦しいのですが、先月のニューズレターにて歳末支援のお願いを出させて頂きました。

今、現プログラムやメッセージ活動で使用している車両も、活動が広がるのに比例してガソリン代や修理代がこれまで以上に膨れ上がっています。

しかし、回復のプログラムを削るという選択肢は無く、この紙面をお借りしまして、今一度私たちの活動を続けていけるよう皆様にお願いしたいと思います。

ひとえに私共の努力が足りない為ではあります。ダルクの活動を続けていく為に、度重なるお願いで心苦しいのではございますが、ご寄付頂きたく切にお願い申し上げます。

薬物依存症からの回復を目指す仲間の支援に、今後とも更なるご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

今年一年有り難うございました。心より感謝いたします。皆様にとって健やかなる新年を迎えになられますように九州ダルク一同、心よりお祈り申し上げます。

カテゴリー: 181号(2014年12月), ニューズレター タグ: , , , , , パーマリンク