【NewsLetter246】NPO法人 九州DARC代表 大江昌夫

九州ダルクは、設立より多くの方々のご寄付によって支えられてまいりました。

2つの大きな目的である、まだ苦しんでいる依存症者にメッセージを届けること、ダルクで生活しながら、回復と成長を目指して取り組む、メンバーのプログラム充実のために、ご寄付を募っております。

集まったご寄付は活動資金として、おもにセミナーやワークショップ参加などのプログラム費、移動のガソリン代等交通費、備品購入などに使用させていただきます。

新型コロナウイルス感染症の流行で活動制限があり、なかなか前のように活動が再開できておりません。

この時期本来ならクリスマス会を行うのですが、たくさんの参加者が集まることによる地域への不安等を考慮し、今年度も開催を断念した次第です。

また、このような厳しい経済環境の折り、大変恐縮ではございますが、どうか皆様に年末のご支援をお願いいたします。

今年も感染予防のため、数々の公的プログラムの自粛により収入が減ったこともあり、皆様への緊急支援のお願いをし、献金を募ることでなんとかやりくりを行いましたが、努力が足りないとお叱りを受ける面もごさいました。

ダルクの運営は中々思うようにいかず、焦る気持ちや自責の念に駆られることもありますが、頂いたご意見は真摯に受け止め、さらなる運営の改善に尽力していく所存です。

ニュースレターをご覧になられている皆様には、どうか今後とも変わらずご支援いただけるようよろしくお願いします。

1年を振り返り、8月でグレープホームの開始からは1年が過ぎました。事務的な作業や書類の作成、提出。オンライン研修。それに加えて今年は感染症対策や厚生労働省からの調査なども重なり、慣れないことばかりで運営の負担が大きな1年でした。

そのような中でメンバーは、緊急事態が続いて自助グループのミーティングも休止となり、移動もままならず、ほとんどの時間を施設と日々の生活の買い物などだけで過ごしました。このところの感染者数の減少もあり、先月は鳥取のアディクションフォーラムにお声掛け頂き、思い切って参加させて頂きました。

ダルクの大きな利点は仲間との関わりです。お互いが影響し合う温かなフェローシップにあると思いますが、残念な事に、その機会をメンバーに提供する事の出来ない1年でした。

今後はどうなるのか。コロナの影響ばかりは予想通りにいかないのかもしれませんが、来年はダルクの事業所としての体制も含めて、プログラムも見直しを行っていかなければならないと考えている所です。具体的なお話はまたニュースレターでお伝えしたいと思いますが、回復の為のプログラムを中心に強い気持ちで進めていきたいと思っています。

末筆となりますが、病院関係者、保護観察所、保護司会、弁護士会、精神保健センター、福祉事務所、教会関係者、支援する会、家族会、ニュースレター読者の皆様。その他の皆様。今年もダルクへの深いご理解とご支援をありがとうございました。皆様に心より感謝申し上げます。

以上、誌面で恐縮ではございますが、年末のご挨拶とさせていただきます。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

◇ご寄付御礼申し上げます。

 

カテゴリー: 246号(2021年12月), ニューズレター パーマリンク