【NewsLetter258】福岡アディクションフォーラムに参加して ノクト

 プログラムを仲間と共に続けることで楽になる――アディクトの間ではよく耳にする言葉だし、アディクトならではの話だと思っていた。

 しかし、今回のフォーラムの中で、アディクト以外からその話を聞いた。それは、家族の12ステップを行っている方の話だった。

 今まで家族の方の自助グループがあるのは知っていたが、当然行くこともなければ、知り合いもいない。アディクト本人からしたら、家族は埋め合わせの相手でもあるし、自分としては申し訳ない気持ちで敬遠してしまう。

 ところが今回、お話を聞いて考えが変わった。当然アディクトの家族も苦しんでいるのだが、そこから楽になるかどうかは、家族の方自身が自分の問題と向き合うということ。立場は関係なく、自分の生きづらさを手放すために自助グループに繋がり続ける。改めてそれを教わった。

カテゴリー: 258号(2022年12月), ニューズレター パーマリンク