【NewsLetter286】依存症のパブロ

 今回、Jさんの言っていた事で一番印象に残っていることが、今の自分の命は、命を取り留めた「借りた命」という所です。

 薬を使うために生き、生きるために使っていたことで、生きることも死ぬことも出来ず苦しい思いをしていました。いっそのこと死んでしまおうと薬を大量に摂取したこともあります。

 でも、僕は死ぬことが出来ませんでした。今思えばすごく恐いことだと思うし、死ななくて良かったと思っています。そう思える様になったのもプログラムのおかげだと思います。

 「借りた命」とは、まさに今の自分の命だと思います。両親からあたえられたかけがえのない命をこれからは薬物のために命を落とすことのないようにしっかりと生きていきたいです。

カテゴリー: 286号(2025年4月), ニューズレター パーマリンク