【NewsLetter277】依存症のユウスケ

「仲間のNAバースデーミーティングに参加して」

 最初は仲間の話を聞いているだけでしたが、話をしたくなり自分も話しました。

 今、自分は、NA九州エリアに参加するようになって5ヶ月目になり、最近は緊張する事も減ってきましたが、ホームグループ以外のミーティングで話をするのは、まだ緊張してしまいます。

 自分は、子供の頃から人の顔色を気にし過ぎる所があり、薬を使うようになって気にし過ぎる所が減った様に感じます。シラフになって、子供の頃と変わっていない所が多くあり、プログラムがなければ変わっていけないと、今回のバースデーミーティングで話をさせて貰う時に、感じました。

 これからも、NAの仲間のバースデーミーティングにできるだけ参加させて貰い、自分とも向き合っていければと思います。

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【NewsLetter277】依存症のパブロ

「仲間のNAバースデーミーティングに参加して」

 今回、仲間のバースデーに行かしてもらい、改めてクリーンを保ち続ける事の大切さに気付きました。クリーン1年をむかえた仲間は、やっと1年迎えられたという感じで嬉しそうに笑っていて、クリーンタイムがまだ5ヶ月しか経っていない僕からしたらうらやましかったです。

 薬物の使用をやめるというだけでも、とても難しい事なのに、1年や11年という長いクリーンタイムを迎えた事は、本当にキセキ的なものだと思います。そのキセキ的なバースデーを迎えられた仲間と一緒に時間を過ごせた事に感謝しています。

 僕はまだまだ5ヶ月という短いクリーンタイムですが、僕も一日一日を大切にして目標に向かって頑張っていきたいと思います。

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【NewsLetter277】家族会は7/8 支援する会7月は休み

家族会
日時:2024年78日(日)午後1時30分~ (午後1時受付開始)
場所:福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ401号室 福岡市中央区荒戸3丁目3番39)
参加費:個人参加費2,000円 家族参加費3,000円

支援する会
7月はお休みです。

連絡先 九州ダルク 092-471-5140

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【NewsLetter276】九州DARCと共に歩んだ30年 美野島司牧センター センター長 コース・マルセル神父

 2024年5月25日の土曜日、私たちは美野島司牧センターの30周年記念を、心をひとつにしてお祝いしました。

 私は30年前の美野島司牧センターに赴任してきたばかりのところに訪れてきた、薬物依存症者のグループ、「DARC」との最初の出会いを、昨日の出来事のように覚えています。

 ある出来事がありました。夜中に大きな笑い声が聞こえて目覚めました。外に出てみると、教会の3階の屋上でダルクの若者がシンナーを吸っていました。

 彼は私を見ると「おれはチョウチョウだ、チョウチョウだ」と叫びながら、下の通りに飛び降りようとしたのを捕まえました。

 このイベントは私にとっての本当の受胎告知でした。

 この中で神の導きを感じて、私が薬物依存症にまったく無知であったにもかかわらず、ダルクの彼らを美野島司牧センターに受け入れることになりました。

 私はそこに、時に私たちの意図しないところへ私たちを導く神の手を見ずにはいられません。

 美野島司牧センターでは、29年前から多くの薬物依存症の方を迎えて、時には、再発や入院、刑務所での生活など、様々な出来事や日常生活の中で喜びや悲しみを分かち合ってきました。

 麻薬と手を切ってから何年か経った記念日を祝う喜び、クリスマスやフォーラムで再会する喜び、また、リハビリ中に私たちのもとを去っていった人たちや、神が再び呼び寄せた人たちの悲しみは、「依存症」という恐ろしい病を私たちに思い起こさせます。

 彼らは美野島から九州各地に広がり、北九州、大分、宮崎、熊本、長崎、佐賀、と自分たちのグループを作り、友人たちが薬物を断ち、社会復帰できるよう助けています。

 そして、タメさん、トキさん、チイさん、リアル、ゴリさんなど、、、洗礼式を受けてイエス・キリストと共に復活し、人生を再スタートしました。

 美野島司牧センターの九州DARCを通して、今日まで大勢の薬物依存症の仲間が新しい人生を始めることができたと思います。来年2025年に九州DARC30周年を迎えます。神様に感謝いたしましょう。

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【NewsLetter276】11年のバースデーを迎えて 依存症のイジケムシ

 バースデーミーティングの2週間前ぐらいに、先行く仲間にバースデーミーティングをやらないという選択肢はあるのか相談をしました。

 やりたくない理由を聞かれたのでずっと失敗続きで上手くいっていない自分を仲間に見せるのが恥ずかしかったからと伝えると、「じゃあ、やった方がいい。逆説だよ」と言葉をもらいました。

 バースデーミーティングではいつも以上に緊張しましたが、今の自分をありのままに話す事を意識しました。

 失敗が多く、その事で言い訳をしたり、嘘をついたりしてしまう事、何回もハウスリーダーの業務を後回しにして注意された結果、棚上げになった筋トレを隠れてやっていた事。それをばれるまで言わなかった事等を話しました。

 自分は失敗した事やできない事を頭の中だけでくよくよ考えて、自分を責める事に酔ってしまうので、言い訳をした時や、やらなかった事がある時は、その事をミーティングで話す様にしています。

 今考えれば自分を責めている間は、現実の自分がやった事から目を背けているので、自分のやるべき事から目を背けているのと一緒です。

 自分は面倒くさがりで、きつい事が嫌いです。だから解決策を教えられても三日坊主でやらなくなる事が多いのですが、その中でも事務所に渡す物を忘れないようにする事、報告する事、一日の中でやる事のリストを書く事は今の所続けています。

 最初の内は面倒くさいと思っていましたが、習慣になり、それもなくなりました。前よりは少しミスが減り、失敗する時は自分の書くリスト自体が抜けている事が原因でした。

 やってみて変化を感じる事がリストを書く動機になり、自分にとって良いサイクルが回りだしてきた感覚があります。

 余暇時間などに続けている瞑想もそうですが、やり続ける事が大事だと実感しています。

 結果が出る事や自分が変われる事に対して半信半疑で、どこかしら自分には無理なんじゃないかと思っている部分があります。

 だから、面倒くさかったり、きつい事があったりするとあきらめてしまいます。

 それでも周りでプログラムをやり続ける仲間の姿から勇気をもらったり、「とにかくやれ」と声をかけてくれる仲間が自分にはいます。

 面倒くさくてもやり続ける中で自分の古い価値観を手放し、新しい行動基準を手にできる様に苦しくても今やっている事を続けていきます。確信はないですが、苦しい事の先には自分にとって良い事が必ず待っている様な感じがしています。

 その新しい自分の感覚にそって行動していける強さを求めて行動していきます。自分は失敗や行動しない事を自分の病気のせいにして問題をすり替えようとしてしまう事が多く、自分の性格に問題がある事を受け入れてきませんでした。生きていく上でどんなにきつくても踏ん張らなければいけない時があります。

 もう一度、逆説と「いいからやれ」という言葉を自分に言い聞かせてやっていきます。

先月のニュースレター(No.276)で、記載しておりました内容に誤りがございました。イジケムシ10年のバースデーではなく11年のバースデーです。ここに訂正し、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

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