【NewLetter291】お米と物品寄付のお願い

 お米をお送りくださったご家族、および支援者の皆様、大変ありがとうございました。引き続きどうかお米のご寄付をお願いしております。古米でも大変有難いです。よろしくお願いいたします。

 また、ご寄付頂いた食料品のうち、レトルトや缶詰など保存期間の長いものは、ローリングストックとして、非常時のために備えております。保存のきく乾麺やレトルト、缶詰や防災食などの食料品、食用油や調味料、茶葉やコーヒー、水やお茶などの飲料、トイレットペーパー、台所、風呂、掃除用洗剤、漂白剤などの日用品につきまして、ご寄付をお願いいたします。

 お送りいただく際は、大変恐れ入りますが、送料をご負担くださいますようお願いいたします。直接、お持ち頂く際には、事務所が不在のこともありますので事前にお電話にてご連絡頂けますと幸いです。引き続きご支援を宜しくお願い申し上げます。

<連絡先>
特定非営利活動法人 九州DARC 代表理事 大江昌夫
〒812-0017 福岡市博多区美野島2-5-31
TEL/FAX 092-471-5140

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【NewsLetter291】支援する会9月25日/家族会9月28日

支援する会
日時:2025年9月25日(木)19:00開始
場所:福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ602号室 福岡市中央区荒戸3丁目3番39)

家族会
日時:2025年9月28日(日)13:00受付 13:30開始
場所:福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ402号室 福岡市中央区荒戸3丁目3番39)
参加費:個人参加費2,000円 家族参加費3,000円

連絡先 九州ダルク 092-471-5140

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【NewsLetter290】緊急支援のお願い NPO法人九州DARC代表 大江昌夫

 連日の厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしようか。

 皆様におかれましては、日頃より九州ダルクの活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 私たちの施設では、薬物依存症からの回復を目指す仲間たちが、共同生活や日々のプログラムを通じて、再出発への一歩を踏み出しています。皆様からの温かいご支援に支えられ、多くの仲間たちが前向きに回復の道を歩んでいます。

 しかしながら、昨今の物価高騰やガソリン価格の上昇の影響を受け、施設の運営にも大きな負担がかかっております。特に、食費や光熱費、交通費といった日々の必要経費が増加しており、今後の安定した運営のためには、皆様からのご支援がこれまで以上に必要な状況となっています。

 つきましては、大変恐縮ではございますが、私たちの活動を継続するために、可能な範囲でのご寄付をお願い申し上げます。金額の多寡にかかわらず、皆様のお気持ちが私たちの大きな力となります。どうか、これからも九州ダルクの歩みを温かく見守り、お力添えいただけますよう、心よりお願い申し上げます。

連絡先 九州ダルク 092-471-5140

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【NewsLetter290】1年のバースデーを迎えて 依存症のパブロ

 この1年は本当に苦しかった1年です。何度もダルクを出ようと考えました。その度に頭に浮かんできたのが、両親、家族の顔でした。僕はダルクに繋がる前、両親に対して怖い思いを散々させて来ました。実家で何度も暴れました。薬の影響で全ては覚えていませんが、そうとうひどい事も言ってきたと思います。1つ覚えているのが産んでくれた母親に対して「何で産んだんだ」と言ってしまった事で、その事に対して今はすごく後悔しています。自分が依存症だと思えた今だからこそ、改めて気付かされた事です。

 両親は今、家族のプログラムを受けていると聞きました。そんな中、僕だけがプログラムから逃げ出してもいいのかと1人考える夜が何日もありました。それでも僕の中にあるエゴの部分が出て来て、施設の代表に、「ダルクを出て行きます」と何度も言いに行きました。その度、代表のトキさんが、両親の事、この先の僕の人生の事について毎回熱く語ってくれました。その中で心に残っているのが「パブロはどういう人生を歩みたいんだ?」と聞かれた時に、僕は「幸せに死にたいです」と答えました。僕にとっての、幸せに死にたいと言うのは、周りに家族が居てくれて、笑って、生きてきて良かったと思いながら死ぬことです。僕には大好きな姪っ子が2人います。その子たちにも僕が死ぬ時には近くに居て欲しいです。そのためには、やっぱり今は逃げ出さずプログラムをやり続ける事だと少しずつですが気持ちが動き始めました。そう気付かせていただいたトキさんには感謝しかありません。

 でも、気付いたあとでもやっぱり、僕のエゴが出てくる事があります。正直、本当に苦しいです。今すぐ逃げ出したいと思う夜もあります。でも、やっぱりそんな時、思い出すのが、トキさんと話しをした事や家族の顔です。もう自分のエゴに従い、アディクションに負けてしまう人生は嫌です。たぶん、次にアディクションに負けてしまう時は命が無いと思います。

 このニュースレターを書く少し前にも仲間が亡くなってしまっています。本当に悲しい事です。もう僕は誰かを傷付けたり誰かを悲しませてしまったりする事は嫌です。そのためにも今は逃げ出さずプログラムをやり続け回復していきたいです。

 もう1度言いますが本当にこの1年は苦しかったです。将来に対する不安、僕と同年代の人に置いて行かれるのではないかとしいう不安、なりたかった自分像とは違う現実による悔しさなど逃げ出したくなることが多くあります。その度にこれからは相談を増やしていこうと思います。1人で考え、1人で行動してしまう事は危険だということも分かるようになつてきました。エゴに従う前に先行く仲間に相談していこうと思います。

 この1年、逃げ出さずプログラムをやり続けて本当に良かったと思います。支えてくれた代表、スタッフ、仲間のみなさんには感謝です。これからも苦しいことはあると思いますが、2年に向けて今日1日でがんばりたいと思います。

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【NewsLetter290】5年のバースデーを迎えて 依存症のノクト

 7月のバースデーミーティングの前まで、プレッシャーを感じていました。5年を迎えて、こうあるべきだとか、こうありたい、こうなっているはずの自分を考えて、そう見られたい、見て欲しいと考えて、良く見せようとしてプレッシャーに感じていました。理想の自分を演じようとする程、プレッシャーや焦りが強くなっていきます。

 去年の8月頃から、施設で役割を与えられました。もう一人の仲間と、他の仲間のサポートや施設と仲間の間の連絡係のような事をしています。その中で、自分に対する期待が高すぎるという事が、分かってきました。これ位なら、人に聞かなくても分かるとか、自分の裁量で何とかなるとか、他の人より分かるし、出来るという考え方が自分の中にあります。

 でも、実際には、人に聞かないと出来ないし、自分で判断がつかない、他の人の方が発想が柔軟で効率が良い。理想の自分像と現実の自分像のギャップに気付く事ができました。

 今までは、理想の自分像(完璧な自分)に近づく努力をしていました。その努力は、見栄を張ったり、誤魔化したり、嘘をついたり、知ったかぶりをしたり。

 全然うまくいかなし、そもそも完璧な自分って何だ?と疑間が持てるようになりました。今では、理想の自分像ではなく、現実の自分に近づける努力をしています。すんなりとはいかないですが、時間がかかってでも、焦らずにやろうと思つています。

 分からない事を、恥を忍んで聞いた時、すっきりとしたり、聞いてよかったと思えます。分かったふりをしなくて良い自分が好きに思える事があります。人にできていない事を指摘された時、落ち込む時間も短くなったし、何より、何故相手がそう伝えたのかを考えると、自分がやれていなかったり、嘘やごまかし、痛い所ををつかれているから後ろめたさから落ち込んでいただけでした。

 最近では、言われている事は事実だから、こうしていこうと思って前向きになれたし、人と話すときの恐れも減ってきました。人に何か伝える時、恐れから何も言えなくなる事は減ってきて、とにかく会話になるよう沈黙は避けるように話す事を意識しています。

 前向きな気持ちで人と接していると、心に余裕が出来て、深刻になりすぎずに済んでいます。自分に何が足りないのかを気付く事もあります。恐れてでも行動する勇気や、仲間との共有、とにかく確認する事です。

 なにをやっていったら、自分が楽になれるのかが分かっているので、感情は日々動くし、嫌だなあと思ってしまう事もあるけど、感情とは関係なく動く事を、意識して選ぶ事が増えました。

 悲観的になる事が多いですが、1年前と比べて、自分を好きになれそうな気持ちが強くなっているので、もっと自分に自信を持てるように行動していきます。

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