【NewsLetter168】薬物依存症のみん

 私が初めて薬を乱用したのは小学校4年生の頃でした。その時の薬は精神科の処方薬でした。なぜ乱用したのかというと、当時、学校でのいじめがあり、私はそのいじめの主犯に対して、「いじめは止めようや」と言うと、次は私がいじめられて私は不登校になったし、パニックの発作も出て精神科に通ったのです。そして、母親が仕事に出ている間に処方薬を乱用し始めました。

 フワフワして気持ち良くて、その気持ち良さを求めてまた薬を飲みました。そして、精神薬だけでは足りずに母親がため込んでいたかぜ薬等も一気に飲んだりしました。

 中学校に上がってからは、他校の友達とつるんでシンナーや大麻を乱用し始めました。家でや援助交際を始めて、さらに薬物にハマっていきました。シンナーは毎日乱用していました。寝る時も横になっても袋が手放せず、たまに飲み込んで血みたいなものを吐くこともありました。

 それでも止めることが出来なかったし、さらにハマっていきました。そして、中学校3年生のころ、虞犯で捕まりました。少年院に入ってもシンナーをどうやってばれないように使っていくのか、昔の不良交友とどうやって捕まらずに付き合っていくのかを考えていました。

 だから、少年院から出院してもすぐ昔の友人に会いに行ってシンナーを吸い始めました。だけど、見える幻覚がグロテスクなものになって、嘔吐も止まらずにボロボロになっていき、次はシンナーで捕まり少年院に再入してしまいました。

 再入してからしばらくして、母に引き受けを拒否され、更生保護施設に帰りました。そこでも覚せい剤を乱用して捕まりました。そして三度再入し、今に至ります。

 薬を止めるために地元を離れて福岡に来ました。ダルクと繋がれたことで薬は止まっていますが、何度かお酒を飲んでしまいました。

 仲間の存在が今では大きいので、お酒も「今日一日」で止めています。このまま薬物やお酒をせずに生きていきたいです。色々と支援してくれる人々への感謝の気持ちを忘れずに、「今日一日」で行きます。

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