初めまして シンと言います。DARCに来て初めてのニューズレターを書かせていただきます。
自分が薬物に手を出したのは、20歳の時で、しかも教えてくれたのは当時入っていた組織の人たちで、このころは本当に軽い気持ちで使っていたし、ましてやこんなヒドイ病気になるなんて全然考えてもいませんでした。
その後は、違う事件で捕まっていったんは薬から離れていたんですが、出所していばらくたってからまた、薬関係の人と付き合うようになったんですけど、この日から毎日使う日々が続き、幻覚・幻聴といった症状が現われて、精神病院へ入退院の繰り返しで入院中にも薬を使ってました。
正直、自分は、5回刑務所に入っており、そのうち4回が薬物事犯なんです。中に入っているときは、「今度こそクスリはしない、真面目に正業に就こう」と心から誓っても、何か月か経つとその誓いを忘れて、気が付けば、また使っている自分がいます。
今回の懲役を機にクスリとは手を切ろうと思い、出所する前に薬物離脱指導を受けたんやけど、結局は出て2日後には使ってしまいました。中でDARCと言う施設があるのは知っていましたが、どんなプログラムをするのか想像がつかへんし、「DARCに入所して病気なんか治るはずがない。入所するくらいなら 自力で治してみせる」と思ったけど、自分には行く所、住む所がなく、幻覚や幻聴も出ているし、このままでは確実にクスリを使い続けるとわかり、入寮しました。
入寮して4か月が経ち、ここのプログラムにも慣れてクスリが欲しいという欲求もだいぶ薄れてきて、こんなに自分の気持ちに変化が現れるなんて、とても信じがたいです。
でもこの4か月の間で色々な事があったり、問題を起こしたりしていましたが、仲間のサポート、スタッフ、ダルクの代表に助けられ、何とか頑張ってこれました。
自分は12ステップとか、まだ理解しきれていませんが、寝る前に少しずつですが、前に進んでいます。ここでは、曜日によってプログラムの内容は違いますが、自分にとっては回復に欠かせないプログラムです。
どれくらいDARCに居てるかわかりません。ここを出るまでの間しっかりとプログラムをし、ミーティングにも出て回復をしたいと思います。最近起こした問題の件は、次の機会に書かせていただきます。