【NewsLetter169】薬物依存症のミエハル

 この間、リカバリーダイナミクスを受けました。そこでは病気の根底のことを詳しく話してくれました。依存症とは、症状として薬が止まらない、盗みを働く、体をこわす、仕事が続かないなどという当たり前の事だけど、言われて、今更ですが、痛感しました。そんな当たり前の事だけど、今となっては、昔よく快感だけを求めていたんだなぁーという思いがします。

 今は、薬に手を出さないと、23歳の時に誓ったのに、知り合いに誘われて、1回してしまった事が嫌になる位です。悪くなると中1の時に決めてから、「若いからいいだろう」と言う甘い考えや、「この位いいだろう」という考えで来てしまったことに、今は後悔でいっぱいです。

 でも今は、薬を止め続けていくという、途方もない、果てしない考えに立ち向かっていくことに一生懸命になっているところです。辛く苦しい事ですが、1回薬に手を出してしまったんだから、それは仕方ないことです。

 リカバリーダイナミクスでは、そういう事も教えられたような気がします。

 「無力」という言葉の意味も教えられました。まず分かってた事だけど、薬に無力と言う事なんだけど、その事についても詳しく教えてくれました。渇望現象という1回使ってしまったら、という話にも、改めて気づかされました。

 今はそんな気は毛頭ありませんが、ふとしたことで、渇望現象が起こるかわかりません。まだ、「このぐらいいいだろう」という甘えた考えを持っているように思えて、「もっとしっかりしなきゃな」と自分に喝を入れる事ができます。

 まだまだ甘えている自分がいるのも正直なところです。でも、こうして教えてもらってるんだから、昔の二の舞だけはイヤという考えでいるのも本当です。仲間といつまでも一緒にいたいから、色々な事で、分かち合っていきたいです。

カテゴリー: ニューズレター タグ: , , , パーマリンク