【NewsLetter169】薬物依存症のスイ

 どうもはじめましてすいです。僕は、8月に薬物使用をして捕まり、鑑別所に入所して、そこで初めてダルクという施設を知りました。

 知ったばかりの頃は、地元のダルクに通所しようと考えていました。ダルクのような所に住むなんてもの凄く嫌だと考えていました。でも両親や弁護士の先生と話し合い、県外のダルクに入所するということを決意しました。

 審判の時に、地元のダルクの職員の方が立ち会ってくれて、審判が終わり、そのまま九州ダルクに車で行きました。

 九州ダルクに着くと、自分が今まで想像していたような所とは全く違いました。自分は病院と少年院を併せたような所だと思っていたけど、実際にはとても開放的な施設だなと感じました。

 ダルクに入っている人や職員の人達は、とても明るく皆が笑い合っていてとても楽しそうな所だと思いました。僕は、まだダルクに入って1か月しかたっていません。でも、ダルクの生活やプログラムはとても楽しく感じます。年が一回り二回りも違う人達ばかりですが、自分に対してとても優しく接してくれて安心して暮らせます。

 プログラムでは外に出て遊びに行く事があり、生まれて初めてサーフィンをしにいきました。あんなに無邪気に遊べたのは中学生以来でした。こんな生活が出来るなんて捕まっていた時には夢にも思っていませんでした。

 少年院から出て来て、捕まったのでまた少年院に入らないといけないとばかり考えていて、親にもさすがにもう見捨てられるだろうと思っていて、これからは人並みの人生は送れないだろうと考えていました。

 今、僕がこうしてダルクという所で明るく安心した生活が送れるのも、両親や弁護士の先生や保護観察所の先生達等、自分が捕まってから関った全ての人のおかげだと思います。日々その人達への感謝の気持ちを忘れずこれからの生活をがんばっていきます。

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