【NewsLetter173】薬物依存症のシン

 こんにちは、依存症のシンです。新年1回目のニュースレターを書かせていただきます。色々と書きたいことがありますが、今回は、メッセージに行ったことを書きます。

 自分は今年に入って3回メッセージに行かせてもらいましたが、その中で心に残ったのが家族教室です。自分がメッセージに行く事をスタッフから聞かされた時、正直なんで自分が? と思ったし、話したくなかったです。

 何故かというと、自分には両親がいないのと、父親を今でも恨んでいるからです。その理由というのは、母親に暴力を振るったり、姉にも暴力を振るっていました。やさしいのであれば、ここまで恨む事もなかったのですが、包丁を投げたり、ガスの火で髪を燃やしたりしていました。

 運よく自分には暴力を振るわれていません。今でもそうですが、この先も父親を許すことなく恨み続けると思います。

 こういった事からどうやって、依存症を持つ親にメッセージを伝えればいいのだろうと、すごく悩みました。自分の他に2人の仲間がいて、そのうちの仲間が自分の体験を話せばいいよと言ってくれ、何とか話す事が出来ました。

 けど家族教室にいた親に向かって、このメッセージに来たくなかった、親を恨んでいるから、正直に話すことが嫌になったと言った事で、その後とらわれて3日間調子が悪くなってしまいました。

 代表が自分の経験を話す機会を与えてくれたのにどうしてあんなことを言ってしまったんだろうと後悔もしましたが、親に対しての感情に向き合う機会を与えてくれた代表、背中を押してくれた仲間にすごく感謝しています。

 今回のメッセージはいい意味でも悪い意味でも自分の為になり、又こういった機会が与えられたら行ってみたいです。

カテゴリー: 173号(2014年2月) タグ: , , , パーマリンク