【NewsLetter187】薬物依存症のスイ

ダルクに入所させてもらって、ある程度の月日が経ち、最近は、毎日面倒臭いと思いながら、生活させてもらっています。

毎日のミーティングがとても嫌いで、こんな事をして何の意味があるんだろうと思っています。それでも、周りの人達からは、「ミーティングを使えば楽になるよ」と言われます。

僕にはその意味が全く分かりません。わざわざミーティングじゃなくて、普通に話せばいいのになと思います。

でも、ダルクにいる以上、ミーティングは毎日あるので、面倒臭いなと思いながらもやっています。

今年の1月には、地元の成人式に出させてもらいました。久々に友人達と会えて、とても嬉しかったです。実家にも寄らせてもらい、楽しい事ばかりでした。

友達も、家族も、自分の知らない所で色々と変わっていました。その事を、とても実感し、自分だけが何も変わっていないように感じ、自分も何かしなきゃいけないのかな、と焦るようになりました。

それでも、施設にいる以上、何事にも順序と言うものがあり、今はまだ働いたりする時期じゃないみたいです。

まぁいつか、与えてもらえたらいいかなと思います。

3月には足の手術で、1ヶ月以上の入院生活をしましたが、この時はリラックスできました。いちいち人の目を気にせずにいられて、何かしてもグチグチ言われる事も無く、他の入院患者の人達は優しくて、良い事ばかりの生活から、退院して施設に戻って来たギャップで、いつもイライラしていました。

でも、週3日でリハビリに行かせてもらえたり、今、自分が出来ない事を皆に助けてもらったりと、してもらっている事の方が多いから、そこは我慢をしないといけないのかなと思います。

入院して、久々に同年代の普通の人達と話したりしていくうちに、自分も普通の生活をしていけるんじゃないかという考えが出てきました。

今は、普通に遊んだり働いたり、出来ない事の不満があるから、毎日面倒臭いんだと思います。でも出来ない事はやはり出来ないので、ただただ、我慢して、いつか出来るんだと思いながらやっていくしかないのかなと思います。

カテゴリー: 187号(2015年6月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク