福岡は師走を迎え、なにかと気ぜわしい毎日ですが、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご支援を賜り、まことにありがとうございます。
マスメディアで取り上げられていた危険ドラッグの相談は、若干減りつつあります。手紙や相談の件数がそれに比例して減っていくのを期待してはいけないのですが、ダルクの存在が数年前より各段に広く認知され、ご家族の方からも前よりは早い段階で相談に来られるようになってきているとは感じています。
このような相談やメッセージの数が増えようとも、それと同じだけの仲間がダルクにつながって回復のプログラムを実践できるということでもありません。未だつながれずに苦しんでいる薬物依存症者は大勢います。
九州ダルクの仲間も、今年に入ってから人数が増え、新しい仲間を皆が様々な形でサポートしてくれています。私たちが先行く仲間にしてもらってきたように、これから一人でも多くの仲間の手助けができれば、という思いは変わりありません。
今現在プログラムやメッセージ活動で使用している車両も、活動が広がるのに比例してガソリン代や修理代、保険代までもがこれまで以上に膨れ上がっています。しかし、回復のプログラムを削るという選択肢はなく、この紙面をお借りしまして、私たちの活動を続けていけるよう皆様にお願いしたいと思います。
ひとえに私どもの努力が足りないためではありますが、これからもダルクの活動を続けていくために、度重なるお願いで心苦しいのですが、ご寄付いただきたく、お願い申し上げます。
特定非営利活動法人 九州DARC代表 大江昌夫