【NewsLetter195】九州ダルク代表 大江昌夫

年の瀬もいよいよ押し詰まり、なにかと忙しい頃となりました。皆様におかれましてはお変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます。

平素は格別のご支援を賜り、誠に有り難うございます。

先日17日に行われたX’mas会には約150名もの人たちに来ていただき、大変楽しい時間を過ごして過ごさせていただきました。また各ダルクメンバーの姿を通して、来ていただいた方々に回復していく姿を伝える事ができたと思います。みんなの笑顔が素敵で愛が溢れていました。準備を頑張ってくれたメンバーやボランティアの方々、家族会の皆様、参加してくださった皆様に心から感謝いたします。

今年一年を振り返ってみても、やはり私たちが考えているよりこの病気は命を奪う病気だと改めて痛感させられたとしでした。また、今までに広く知られているような薬物の依存による相談件数が減っている訳でもありません。さらに今年から始まった一部執行猶予制度に伴って各機関との連携等、ダルクの活動が広く社会に認知されたことにより、私たちの活動は意図せず大きくなっていると感じざるを得ない状況です。

今現在プログラムやメッセージ活動で使用している車輌もかなりダメージがあり、修理をしながらなんとか活動を続けていますが、レンタカーを借りたり、知人の車両を借りたりすることも少なくありません。それでも私たちの回復に必要なプログラムやメッセージ活動を疎かにすることはできず、活動が大きくなるにともない活動費用も膨れ上がります。

普段MLにて皆様に献品のお願いもさせていただき、過分なる援助もいただいております。しかしメンバーの回復は長い年数をかけて少しずつ進んでいくものであり、すぐに生活保護を切れる訳ではありませんし、その金額も入所費と比べると格段に低い金額しか出ない現状は今も変わりません。ですが回復のプログラムはメンバー全員に提供されるものであり、そこを削ってしまっては回復の道が閉ざされてしまいます。

ひとえに私どもの努力が足りないためでありますが、回復に欠かせない必要な車両や道具を仲間に提供できるようダルクの活動をご理解いただきまして、度重なるお願いで心苦しいのではございますが、ご寄付いただきたく切にお願い申し上げます。

不完全な私たちですが、一人でも多くの人にグッドニュースを届けていきたいと思います。薬物依存症からの回復を目指す仲間の支援に、今後ともさらなるご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

今年一年有り難うございました。心より感謝いたします。皆様にとって健やかなる新年をお迎えになられますように九州ダルク一同、心よりお祈り申し上げます。

カテゴリー: 195号(2016年12月), ニューズレター タグ: , パーマリンク