【NewsLetter204】薬物依存症のイジケムシ

TCCプログラムを受けました。

今回のプログラムの中で、自分が薬を使ったらどうなるか、自分のイメージを絵で書きました。精神病院の保護室、仲間から離れた孤独な生活、そしてお墓を1 枚の絵の中に描きました。

自分は、ダルクで行き詰まった時に、出ていったらどうなるのかを具体的に妄想します。今まで6 年半の間で何回も考えてきました。その都度、最後に行き着くのが、今回絵に書いたイメージで、それを思う度に思い止まってきました。自分が薬物依存症でプログラムをやらなくなったらどうなるのかを再確認できました。

もう一つTCCプログラムの中で大きく気付く出来事がありました。仲間の話を聞いていなくて、質問に答えられませんでした。ダルクの中の役割でも他の部分でも、分かったふりをしていたり、理解できていないのに返事したり、自分に関係ないと聞き流したりします。

その結果が失敗につながってきます。自分は何かやっていても、どこか他人事だったりします。昔から、自分の中にあるプライドや、人や自分に対して無関心なところが上手くいかない原因としてありました。

TCC では毎回、色々な事が与えられます。最初に受けてからだいぶ時間が経ちます。最初はまだブロンが止まらなかった時期で、離脱がしんどかったのを今でも覚えています。その頃と比べると自分の感じ方も変わってきたし、少しは成長できたのかなと思います。

回復のピラミッドの中で言うところの、「受け入れる」。まずは自分の生き辛さ、失敗を受け入れる事をやっていきます。

今までずっと向き合ってこなかった事なので、時間はかかると思いますが、ダルクにいて、このチャンスを与えてくれ、TCCプログラムを受けることが出来るこの場所でやっていきます。

カテゴリー: 204号(2018年3月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク