【NewsLetter205】薬物依存症のバス

先月、鳥取に仲間とプログラムを受け に行ってきました。カウンセリング神戸と いう、神戸から心理カウンセラーの方が 来られて、九州と鳥取の仲間の合同で受けてきました。その時のテーマがあり、選ばれた人が前に出て自分の生き辛さの問題をシェアするというとてもシンプルなプログラムです。

今まで目の前で他の仲間がシェアして いる姿は見てきました。シェアする中で、 色々と過去の苦しかった事を思い出して具合が悪くなる仲間、涙が止まらなくなる 仲間、そういう姿を見ても、僕はああはな らない。そもそも泣くまでもない、と思い 参加していました。そう思う中、プログラ ムも最終日を迎えました。今回も前に出なくて済んだ。恥をかかずに済んだと思っ ていたところ、プログラムが終わる時間ギリギリに、仲間から指名されました。

恥ずかしかったのですが、前に出るしか ありませんでした。恐る恐る前に出て、力ウンセラーの方が話しているのを聞いていました。人間関係の部分のシェアでした。自分の前には先行く仲間が立ってい て、お互い向かい合っていました。

自分の問題を見ました。そこには、人間関係で自分が人と距離が縮まらない理由。自分が恐れている人、自分より知識や経験のある人、自分が持てない部分で信仰を持っている人、見栄を張っている人に劣等感を持って生きてきた、その部分を 解消するためにシェアしました。自分の前にはそれらすべてが当てはまる仲間が立っていました。その目の前にある自分の問題を一つずつ解消し、受け入れ、楽になっていく作業ですが、シェアしている途中に 足が前に進まなくなり涙が出てきました。

その瞬間は恥も糞もありませんでした。周りには仲間が50人近く居たと思い ます。だけど何故だか安心して泣くことが出来ました。生まれて初めてこれだけの人の前で泣きました。でも、その後すこく足が軽くなり、楽になりました。また一つここで成長出来たような気がします。

また、仲間から前に進む、成長する勇気を貰いました。―人では回復できないという事、成長出来ないという事を改めて実 感することが出来ました。

カテゴリー: 205号(2018年4月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク