【NewsLetter208】九州ダルクを支援する会 佐藤

私と九州ダルクとの出会いは、今年で11 年になリます。今回ニューズレタ一を家族の方も書いては、との事で改めて私の十数年を振リ返っています。

当時、私の息子は精神科のクリニックに通院していて、よく私が車に乗せて連れて行きました。そこでは親として愛情を注いでくださいと言われ、親としての責任を強く感じました。そして苦しみました。

本人は処方薬を飲んでいましたが、段々おかしくなりました。訳の分からない事を言って、自傷行為。そしてとても普通でない行動にこれはダメと思い、精神病院に入院。そして3 ヶ月後退院。良くなったと思いました。でもそれから1 年間くらい入退院を繰り返し、どうしようもない状況でした。

そんな時に病院に九州ダルクから面会に来られていて、病院の看護師からダルクの事を聞き、初めて薬物依存症に向き合うように私たち家族はなりました。

病院に面会に行く度にダルクに行けとコントロールしていましたが、なかなか本人は行くと言わない。そしてトキさんから面会に行かないでくださいと言われて、私は出来るが、母親はどうなのかと思っていましたが、骨折で入院して面会に結果的には行けませんでした。

そして、本人は沖縄ダルクヘ飛び立ちました。回復の第一歩です。トキさんの面談を受け、本人が決めて、行きました。

今は少し分かるようになリました。何もしない事が本人の自立に必要だと。私達家族も薬物依存症が病気であり治らないでも回復はありますよと思えるようになリました。

現在、家族会や自助グループで12 ステップを学び、ミーティングをする中で私も楽な生き方ができるようになっています。依存症者も大変ですが、家族も大変な思いでいます。同じように苦しんだ家族の体験を聴き、話し、寄り添っています。我々家族も仲間を大切にします。

九州ダルレクを支援する会でお手伝いする中で、アディクトと接する事もあり、元気な子、そうじゃない子、薬物を使わない生き方をして仲間の中で回復していくのだろうと思っています。

先日、使わない衣装ケ一スを何個か持っていきましたが、なかなか備品もなく大変な様でした。施設が新しくなりましたが、予算もなく、家族の方、支援者の方に今一度献金をお願い致します。

カテゴリー: 208号(2018年8月), ニューズレター タグ: , , , パーマリンク