【NewsLetter228】仲間の話 イジケムシ

4月にクリーン7年を迎えることが出来ました。今まであきらめず自分と向かい合ってくれた仲間、九州ダルクという居場所を守ってきてくれた先行く仲間に感謝しています。

ダルクにつながって8年10ヶ月。最初のうちは、ブロンも止まらず、仲間には迷惑ばかりかけていました。色々痛い思いもしましたが、本当にあっという間でした。

精神薬が完全になくなったのはクリーン4年目の頃で、最初に病院の先生に相談した時には、全部なくすのは無理だという話でした。精神薬を切っている最中に具合が悪くなり、夜、仲間に病院に連れていってもらったりしました。

時間をかけて精神薬が切れた時は嬉しかったです。ただ、自分の感情的な問題や生きづらさは誤魔化せなくなりました。

ダルクでの役割をやる中では、自分の生きづらさと直面することばかりです。いままで自分の側の問題を見ることをせず、人のせいにしてばかりでした。年ばかりとって、精神的にはガキのままです。

最近コロナの対応で、ダルクで体温を測り始めました。ずっと微熱が続き、病院に行っても特に悪いところはないと言われています。熱を測り始めて気づいたことは、問題を抱えている時は急に熱が上がることです。

自分の頭では何も解決できないくせに、考えることが止まりません。考えている間はずっと苦しい状態なのに、どうにかなるんじゃないかと相談することが出来ません。自分の力でどうにかしようとして、薬を使っているときと変わりない所です。

確かにダルクにつながっての間で出来ることは増えました。筋トレをしたりメッセージに行けるようになったりしました。自分は昔から頭でっかちで、表面的なことに囚われてばかりです。

ダルクにつながってからの時間を無駄にしないためにも、プログラムに取り組み、中身のある回復をしていきたいです。今までいろいろな仲間が自分の周りに居てくれました。

自分にとっては皆がその時の自分に必要な仲間でした。今時分の目の前にある問題も、仲間も、今の自分の回復にとっては必要です。その事に感謝して、今日一日を生きていきます。

カテゴリー: 228号(2020年6月), ニューズレター パーマリンク