【NewsLetter141】仲間からのメッセージ・薬物依存症のカズ

 ただ今、禁煙真っ最中です。やっと3週間に入ろうとしています。そもそも僕は、1日にゴールデンバットを3箱60本吸うというヘビースモーカーでした。九州ダルクは室内禁煙なので、外にベンチと灰皿があり、そこで煙草を吸わなければならないのですが、僕は1日のほとんどをそのベンチで過ごしていました。

 煙草のほかにペプシを飲んでいて、煙草とペプシがセットでした。

 昨年の暮に施設長の方から禁煙外来の話が出て、話を進めてもらっていました。そして初めて禁煙外来に行った日、主にアンケート用紙に記入して、問診というのは簡単なものでした。そして看護師さんからチャンピックスという禁煙の薬を渡され、2週間目に禁煙してください、と言われました。

 最初の1週間は薬を飲みながら煙草を吸っていました。しかし、なぜか、薬を飲んで煙草を吸うと煙草が美味しく感じられません。それでも僕は普段と変わらぬように、ペプシをつまみに煙草を吸っていました。

 そしていよいよ2週間目に入って禁煙の日がやってきました。朝から僕はドキドキしていました。しかし、思った以上に煙草を吸わないイライラ感はなくて、どうにか過ごせそうだと思いました。

 1日煙草を吸わずにいられたことに僕は奇跡だと思っていました。そして1日禁煙したことで、「続けよう」という気持ちが湧いてきました。

 なにせ、僕の財布の中はいつも火の車でした。ペプシ代と煙草代で合計1日1200円ぐらい使っていて、飯も夜飯1食しか食べられないという感じでした。僕はもうそんな生活には戻りたくないと思い、禁煙を続けることにしました。

 禁煙に入って1週目は夜中に急に目が覚めたりと、ニコチン切れの症状が現れたりしました。しかし、3週目に入った今、だいぶ煙草を吸いたいという欲求も減りました。そして禁煙して、良いことずくめで、長い間探していたアルバイトも仲間の紹介で決まりそうでうれしいです。

 禁煙もそうですが、薬物をやめるのも、「今日一日」でがんばろうと思います。

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