【NewsLetter141】仲間からのメッセージ・薬物依存症のユキ

 中学3年の時に初めてシンナーを吸いました。はじめはその時に遊んでいた友だちが先輩のシンナーを盗んできたのを吸いました。そして盗んだきたことがバレて先輩に怒られました。シンナーにお金をかけたくなかったので、シンナーを工場などに盗みに行き、吸うようになりました。

 私の入っていた暴走族はシンナーとか使っても良いから入ったのに、一つ上の先輩が禁止にしてしまいました。それでもシンナーを吸っていたのでよく殴られていました。

 それでも私はシンナーは止まりませんでした。私は付き合っていた女性がいましたが、城西の17歳の誕生日ぐらいに妊娠したことがわかって結婚が決まり、シンナーを止めようと思いましたが、女性の病気がわかって、頭が混乱してしまい、シンナーを止められず、いつも吸っていました。

 女性の親とかが家に来て、止めるように言われましたが、病気のことが頭を離れずにシンナーでごまかしていました。

 それを知った先輩になぐられました。止められず吸い続けていたら、呂律が回らなくなり、首も曲がって真っ直ぐに歩けなくなりました。

 それを見た親が病院に連れて行き、そこで初めて精神病院に連れていかれました。

 そこでは、行動プログラムがあるから入院はできないと言われ、通院治療をしました。

 だけど、このまま治らなかったら死のうと思っていたけど、3~4か月で治り、シンナーも止まって仕事もできるようになりました。

 でも、うまくいかず、再使用してしまい、「シンナーを吸い終わったら死のう」と思っていたら、ラリっている時に階段から飛んでしまい、気が付いたら病院のベッドに縛られていました。

 退院してすぐ、女性に「別れよう」と言われて、別れました。そしたらまたシンナーを吸う日々が始まりました。そしてシンナーを吸うために窃盗で3回、刑務所に行きました。3回目は「常習」が付き、少し長く務めました。

 そしてダルクを紹介されてダルクに来ました。最初は訳がわからなかったですが、少しずつ意味がわかってきました。

 はじめは他人の棚卸ししかしていなかったですが、自分のことを言わなきゃ、と思って話しだしたら少しずつ、楽になるように思えました。まだ理解できないこともありますが、少しずつわかっていけたら、と思います。

 仲間の話をちゃんと聞いているうちに、理解ができるようになり、少しずつ成長しています。一日一日を大切にし、前へ前へ行けるようにがんばりたいと思います。応援してもらって自立できるよう、がんばりたいです。

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