特定非営利活動法人 九州DARC代表 大江昌夫
皆様方におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は格別のご支援を賜り、有難うございました。年末の緊急支援のお願いにつきましても、多くの方々のご献金とお餅やお米、お菓子など食品のご寄付を多数頂きました。温かいご支援にスタッフ、仲間一同感謝しております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて年明け早々ではありますが、「家族会・支援する会」共に中止のお知らせとなり、大変心苦しく思っております。福岡県ではまだ今の所、蔓延防止などが出る状況ではありませんが、オミクロン株の急速な感染拡大の状況により、リスクを考慮し中止とさせて頂きました。このような状況ですので、今しばらくは毎月ニュースレター誌面にて開催についてはお知らせする予定です。よろしくお願いいたします。
ダルクとメンバーの近況につきましては、先月の感染者数が少ない時期に、久しぶりに鳥取・岡山ダルクのメンバーと合同でのプログラムに参加する事が出来ました。皆、とても刺激になったようです。
こうして仲間と会い、新鮮な気持ちになれることは、私たちのプログラムにはとても必要なことです。目にする事、耳にする事、口にする事。それぞれが新しい自分を引き寄せてくれるかのようにいつも感じます。
私たちの問題の一つに、「自己中心性」というものがありますが、私たちが自分の問題に向き合い、「自己中」であるという時、その言葉の持つ「我儘さ」にばかりに注意が行きがちですが、もっと言えば、自分の固定観念や思い込みを通してしか物事を見たり聞いたりする事が出来ないと言うところに病気の根深さがあります。
ダルクでの生活やプログラムを通して、仲間の目や話を通して、いかにこれまでの固定観念に気づき、自分以外の他人や社会をオープンな気持ちで見て受け入れていくのか。これは私自身の課題でもあり、今年も多くの気づきと学びがあるよう、メンバーと共に取り組んでいきたいと思っています。