特定非営利活動法人 九州DARC 代表 大江昌夫
年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。九州ダルクでは先日4回目のワクチン接種も済み、幸いなことに未だコロナの感染もなく、皆元気に過ごしております。
さて、先月はニュースレターでのお米の献品お願いをしましたところ、たくさんのお米をちょうだいし、大変ありがとうございました。おかげさまでしばらく分のストックができ、なんとかメンバーも食べていくことができそうで、ホッとしております。
今年は、私自身が前々からやらなくてはと思っていたことではありますが、重い腰を上げ、他のダルクのプログラムに参加させていただき、学ぶ機会を得ることができました。
私たちアディクトは薬が止まるだけでは、「幸せ」で、「社会に有用な一員」として。また、「欠けることのない自分」であると感じて生きていくことはできません。
メンバーの多くは薬が止まってクリーンタイムだけは長くなりながらも、自信のなさ、失敗への恐れ、一般的な常識を知らないことやできないことの恥ずかしさから、やる気を持つことができず、それを人のせいや環境のせい、過去の自分のせいにするだけでこの先への進み方がわかりません。
頭での理解を超えて、実際に行動していくためにはどうすればよいのか。ダルクのプログラムの実践の場として利用できるよう、九州ダルクのプログラムを大きく変えていこうと思っています。
ダルクを薬物依存症からの回復の居場所として維持していくため、また、未だ苦しんでいる依存症者へメッセージを届けるため。さまざまな活動は、みなさまからの継続的なご支援に支えられています。
今年はここ数年のコロナ禍の中で用心しながらも、まだ家族会も2度しか行えておらず、活動資金が不足し、みなさまからのご寄付に頼らざるを得ない状況です。年末のこの忙しい時期ではありますが、何とぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。