【NewsLetter260】依存症のコウジ



「バースデーを迎えて」

 ここまで来られたのも、仲間、スタッフ、全国の仲間、親、皆様のお蔭です。アルコールで底をついてから早3年になりますが予想通り、想像通りのクリーンでした。

 この3年間でフェローシップの向上、コミユニケーションの技術が、以前に比べて格段に上がったと思います。それも仲間のお蔭です。周りの仲間と楽しくしたいとか仲良くやりたいという気持ちがこういう結果に繋がったのだと思います。

 後は、毎日のミーティングのお蔭です。ミーティングの中で前の考えよりこっちの方がいいなとか、こういう欠点は直したいなとか、自分の棚卸しを常にしています。

 自分は今まで遠回りをしてきましたが、今やっと前に進んでいる感じがしています。愛情の大切さ、親に身をもって教えてもらったことでもありますが、気付けるようになったのはここ1年くらいのことです。一番大切だと思っています。

 それから、やる事はやらなければならないとも思います。今の生活の中で言えば、筋トレ、ジョギング、朝の掃除、洗車等、苦手な事でもやらなければならない。

 苦手だった便所掃除をやるようにしたおかげで、毎回使用した後は必ず蓋をチェックして、汚したら濡らしたティッシュでピカピカにする習慣が身に付きました。教会清掃でも、いつも使わせて頂いて有難うございますという感謝の気持ちで、便所掃除をやらせてもらっています。

 あと、最近はよく仲間と大人数で話している時に、黙っている仲間に積極的に話しかけたりします。仲間は一人にしといてくれといった素気ない態度を取ったりする時もありますが、自分にはフェローシップが必要だと信じてやっています。自然に話しかけるスキルも必要だと思います。

 こんな風に3年間を過ごしてきたわけですが、この先も仲間と常に関係を持っていれば、もっとクリーンを伸ばせると信じています。常に正直に、仲間のいいところは褒めることができる。これが自分の長所でもあると考えています。

 まだまだなりたい自分にはなれていませんが、今はできる事をやろうと思います。仲間の話を聞く、さみしそうな仲間がいたら話す。仲間と共にこれからもいこうと思います。

カテゴリー: 260号(2023年2月), ニューズレター パーマリンク