【NewsLetter262】九州ダルクにつながって ツヨシ

 自分が九州の福岡に来るとは思っても見なかったので、茨城ダルクの代表はじめ、スタッフの皆様には、茨城ダルクにいるときは散々ご迷惑をかけたにもかかわらず、九州への道をつなげてくれて感謝しております。

 仙台ダルクから茨城ダルク、そして九州ダルクと、アルコール依存症の回復に努めながら、多くの先行く仲間のアドバイス、NAでのミーティングに背中を押してもらいながら、今日までの1日を積み重ねる事ができました。

 自分一人では到底、成し遂げることが不可能な事も、仲間の力を借りることによって前進できる。リラプス、スリップを回避できる事を知りました。

 九州の地は自分が思い描いていた所とは少し違いましたが、百聞は一見にしかず。楽観的性分の自分も、実際、不安は多少なりとあります。九州ダルクのスタッフさん、仲間のサポートを受け、物覚えの悪い自分は馴染むまでに時間がかかりますが、九州ダルクのプログラムや生活のスタイル、ミーティングの進め方に戸惑いながらも、一日一日先行く仲間について行っています。

 九州ダルクは少人数の施設で、2人1組で行動するので、自分のミスで相手に迷惑をかけてしまいます。

 前の茨城ダルクは大所帯だったし、部屋長も経験していますが、サポートの難しさ、人の問題は人の問題で自分がどうにかしようとしても、自分が疲れてしまい、スリップして酒を飲むの悪循環で負のループから脱出できないし、人に適しする気持ちを向けたり、違い探しをして仲間と喧嘩になるし、協調性、共同生活、若い仲間と高齢の仲間など、難しいなぁとつくづく思う次第です。

 しかし、ダルクは仲間の姿を見て、落とし穴も回避できるし、地雷を踏まずに済んだことも何度かあるし、経験してきているので、NAの大切さや人の話を聞くこと、先行く仲間の後ろ姿を見て、刑務所、精神病院、死から逃れる術を磨く場。危機回避、嗅覚を磨く場だと思っています。

 今回、茨城ダルクで酒を飲んでスリップした事を話して謝罪し、施設を出る決意をし、茨城の代表に福岡行きを告げられた時。初めは頭の中が真っ白になりましたが、自分の考えを使わず、二つ返事で福岡行きを決めました。

 茨城の仲間、羽田空港まで車で送ってくれてありがとう。いつの日か恩返しをしたいですね。9ヶ月ありがとうございました。

カテゴリー: 262号(2023年4月), ニューズレター パーマリンク