【NewsLetter153】仲間からのメッセージ・薬物依存症のジャイアン

  こんにちは。久しぶりにニュースレターを書かせてもらいます。最近いろんなことがありました。特に大きな出来事は、まず自分がやっているプログラムが変わったことです。

  ぼくはダルクに入って12年目になるのです。回復が人よりゆっくりで、やっと最近、クリーンも6年になり、バイトも1年と6か月になりました。

  だんだんと同じプログラムではマンネリ化してしまい、最後にはトキさんの言うことも聞けなくなり、一度、ダルクを飛び出してしまいました。

  1週間ほど時間があき、その間スポンサーに電話しては「トキさんに謝りに行け」と言われても、飛び出した手前、なかなか行けず、時間だけが過ぎ、1週間もかかってしまいました。

  話に行ったところ、プログラムを自分で考えてくるように言われ、スポンサーと話し合って考え、トキさんの提案も入れた上での今のプログラムになりました。

  自分ひとりの時間も増え、いろいろ考える時間もでき、仲間との距離もできて、何かそのまま離れていきそうな不安もあった中、逆に仲間とのフェローシップがどんなに大切だったかを知り、ダルクの中の時間もどんなに大切だったかを知って、今は週4日のダルクプログラムが大切に思える今日このごろであります。

  そして、4月1日に福岡県、4月15日に佐賀県のベンチプレス大会に出て来ました。トキさんとそれに向かって何度か練習を共にしてきました。練習相手にはやはりトキさんが一番よく、二人でベンチプレスの追い込み合いをしました。やはり、ひとりでやるより数倍も楽しく、やる気も倍増という感じでした。

  大会当日の記録は、2大会とも2人共に自己新記録が出ました。最終的にトキさんが155kg、ぼくが130kgでした。トキさんとの仲も深まり、大満足な大会になりました。

  やっと最近、自分の生活に満足のいくようになり、入ったばかりの時は、すべてを捨てた気分で何年も自分の生活に満足するなんてことがなかったのに、満足感を感じるようになり、自分の成長と回復みたいなことにやっとなったような気分です。

  毎日それでも、自分の目標に対して、揺らぎながらですが、努力すれば必ず報われるんだというのを信じて、あきらめずにがんばっていきたいと思います。

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