【NewsLetter155】DARCの日常・薬物依存症のハルカ

  一昨年の夏に私は覚せい剤使用で逮捕・起訴されました。もちろん初めての逮捕ではなく、2度目の逮捕となりました。

  私は前刑の時には、何度も何度も覚せい剤を止めてみせると自分に言い聞かせ、家族にも約束して出所したのですが、私の目の前に覚せい剤を持ってこられた時は、覚せい剤に勝つことができなかったのです。

  私には子どももいます。でも、子どものことや親兄姉のことを考えていても、自分で覚せい剤を止めることなどできなかったのです。

  私は今回、2度目の刑務所生活でダルクとつながっていくのですが、私の中ではダルクと聞いて良い印象などまったくなく、嫌で嫌で仕方がありませんでした。私は自らダルクに入所したわけではありません。私の母親がダルクに入所しないと身元引受人にならないと言ってきて、私はしぶしぶ入所いたしました。

  私はダルクに来て2週間しか経っていません。右も左もわからぬまま、今は過ごしています。今は毎日ミーティングを繰り返し続けていますが、本当に回復の道を歩んでいるのでしょうか?

  不安で不安で仕方がありません。私には「自由」という言葉がやってくるのでしょうか。自由という言葉が消えていっているように感じていますが、ダルクを信じ、仲間を信じてみようかなと思っています。

  まだまだ、先は長いのですが、今日一日薬を止め、自分を信じてがんばってみようかなと思っています。今日このような気持ちをかけるチャンスがあってうれしく思います。ありがとうございました。

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