【NewsLetter159】薬物依存症のハルカ

 私は今回、ダルクプログラムでTCCプログラムを受けました。この日、九州ダルクはもちろん、岡山ダルクと鳥取ダルクと群馬ダルクが参加しましました。

 岡山ダルクの仲間と鳥取ダルクの仲間とは、久し振りに会うのでハグをして分かち合いました。時々、みんなの顔を見るのが私の力になっています。

 そして群馬ダルクの仲間に会うのは今回が初めてでした。群馬ダルクにはとても大きな男がいました。 少し怖かったけれど話してみると、意外と面白い人でした。

 また今回、TCCプログラムを中心になってやってもらったのは群馬ダルクの仲間でした。

 TCCプログラムの1日目は、色々な顔の絵があり、使い続けていたころの顔や、今薬物を止めている時の顔を選びました。最後には自分の将来の顔も選びました。私にも早く笑顔が来ることを願っています。

 そして2日目は、私が今感謝していることを紙に10個書き出すことをしました。感謝を10個書き出せと言われても、なかなか出て来ませんでした。それでも仲間や親や兄弟、そして子どもたちには本当に感謝の言葉では足りないぐらい感謝しております。また、日ごろから感謝の気持ちをもって行動していかなければならないことにきづかされました。

 そして最後のプログラムでは、仲間が一人一人の評価をして点数をつけていくプログラムでした。

 私はダルクにつながり3ヶ月と少しです。日が浅いこともあり点数を付けられることがとても不安で、怖い気持ちになりました。点数は私が思っていたよりも高い点が出ました。他の仲間に悪い気持ちと、これからも今以上を目指したい気持ちにもなりました。

 今回TCCプログラムを受けてみて自分の知らない顔や気持ち、そして仲間の大切さを教えて貰えた気がします。長い時間薬物を使い続けてきましたが、もしかすると長い時間をかけて治療をしなければならないのかなと思い始めています。このようなプログラムを受けさせていただいたダルクに感謝します。ありがとうございました。

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