【NewsLetter159】薬物依存症のミエハル

 TCCプログラムを初めて受けました。初めは何でこんなことをしなければならないのかという気持ちでいっぱいでした。初めに、「今の顔」、「昔の顔」、「なりたい顔」というのをしました。初めは眠たくて、正直に眠たいというのを言いました。

 そしたら正直に言ったから、寝てていいと言われました。そしたら逆のことをしてやろうという気持ちになって、がんばって起きていました。

 でも、顔の似顔絵に印をつけるのは眠たそうにしている顔に印をつけました。そして昔の顔には、泣きそうな顔に印をつけました。なりたい顔はがんばるという気持ちを込めて、そういう顔に印をつけました。
 みんな同じような顔に印をつけていましたので、一緒なんだという気持ちでした。中には変わった顔に印をつけている人もいましたが、その印をつけた訳を聞かれると、納得しました。

 みんな訳を聞かれていたので、俺が印をつけたのも、納得してくれたと思います。気持ちが大事なんだなというのがわかりました。

 次に感謝の気持ちをしました。誰に感謝をしているのかというのを、紙に書いて、それを発表しました。

 俺は、親と友達と結婚した女と兄弟とかそういうことを書きました。発表はしなかったけど、当てられたらとハラハラドキドキでした。でも、みんな思っていることは一緒なんだと改めて思いました。

 結局、薬中、アル中も一緒だとわかり、思っていることも同じだということがわかりました。そして、気づかされる点も多々あって、「そうなのか、そういう考えもあるのか」と、勉強になりました。

 最後にしたのが評価でした。自己評価は1つしかなかったので低いだろうと思っていたら、思ったより低くなかったので、いいかなと思ったけど、俺が一番低かったからやっぱりちょっとショックでした。

 これからは何にでも努力をし、がんばっているということを他の仲間にもわからせる必要があるなと思いました。ちゃんと話を聞き、ちゃんとやる気をわからせたいです。

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