今年も残りわずかとなりました。1年が早いなぁと思いつつ、やっと、ホッと一息つけた感じです。
ここ最近は、九州ダルクフォーラム、佐賀ダルクセミナー、X’mas会とイベントの準備に忙しく追われる日々が続いていました。
この時期になると、学校講演や相談の件数も増え、忙しさにも拍車がかかり、以前だと、容量オーバーだなと思えるくらいの仕事量ですが、「ひとつひとつ」「乗り越えられないものは与えられない」と、言い聞かせながら、なんとか乗り越えることができました。
ホッと一息ついてニュースレターの原稿を書くことで、やっと、今年1年を振り返っています。
九州ダルクの支援の中、右も左もわからない佐賀の地で、とにかく佐賀ダルクの活動を知ってもらおうと、いろんな所へ飛び込んでいき話を聞いてもらい始めたのが、春になってからでした。
どこに行っていいのかすらわからず、先行く仲間に相談し、顔を出した場所では、「うちは薬物依存症なんて関係ありませんから」と寂しい反応に折れそうになったり、福岡と佐賀の片道1時間半の車でのひとりの時間、頭の中は不安がグルグルと回り、「やっていけるのか?」と、先取りの不安でいっぱいになっていました。
7月に佐賀ダルクを支援する会が立ち上がり、毎月一度の会合にも多くの方が集まってくださり、独りで突っ走り、抱え込んでいた問題を相談できる場所ができたことでフットワークも少し軽くなったようでした。
支援する会の方々のおかげで、佐賀ダルクの活動の場も広がり、少しずつですが、相談や学校講演の件数も増え始め、いろんな場所へ顔を出す機会も与えられ、小さいながらも一歩一歩を踏み出し始めた感じでした。
11月28日に開催した「薬物依存症回復支援セミナー」も佐賀ダルクとして2度目のイベントでしたが、行政、保護観察所、弁護士会など、平日でありながらも多くの方に参加していただき、当日は、佐賀のマスコミほとんどが取材に来ていただくなど、大成功に終わることができました。
私自身は、前日の九州ダルクフォーラムを終えた直後から、明日は佐賀ダルクセミナーには人が来てくれるだろうか?と不安で、普段、フォーラムなどでもあまり緊張しなくなっていたはずが、当日は、大緊張で話したいことは話せず、頭の中は真っ白に。今までと違う責任の重さをずっしりと感じさせられた1日でした。
振り返ってみると、今年の始まりからひとりで抱え込み、なかなか前に進まない中、多くの方々に支えられて一つ一つ、なんとか乗り越えたような。
改めて自分の無力さを認め、「I can’t We can」と言われてきたように、多くの方の力なしには、何もできないいんだなと気づかされた1年です。
来年度から九州ダルクを独立していく不安をもあり、九州ダルクから受け渡された責任も重く感じていますが、私自身の力だけでは微力です。これからも多くの方に支えていただきながら、一歩一歩、半歩ずつでも、前進していけたらと思っています。
これからもよろしくお願いします。