【NewsLetter287】美野島司牧センター長 コース・マルセル神父

DARC30周年お祝い

 九州DARCの皆さんと30周年記念を祝うことに、誇りと喜びを感じています。大勢集まっているDARCの仲間たちの皆さまおめでとう。そんな大勢、全国から集まったことは、薬物依存症者の団結の強さと、お互いに兄弟として縁で繋がっていることを示したフアミリーのような姿は、今のつながりの薄い社会の中で、大きな希望のメッセージを送っていると思います。

 皆さんの話を聞いて、あなたたちはモダンな武士だと感じていました。倒れても、倒れても立ち上がったり、放蕩息子のようになって、逃げても大きく手を広げて、またDARCはあなたを迎え入れてくれますね。このようなフアミリーが私は大好きです。

 私は薬物依存症という未知の世界を知ることになりました。共に生活して30年になりました。これは、神様のお導き意外のものではありませんね。時として神様は自分の思いもよらないところで導いてくださいますね。

 スマイル、つね、ため、とき、のリーダーのもとで、美野島司牧センターでリハビリを受ける数十人の若者たちは喜びと苦しみの毎日の生活をし続けていました。そしてクリーンを長く保った仲間たちがリーダーになり、九州を飛び回り自分たちのグループを作り、仲間たちがより良く依存症のリハビリ生活を送れるように、時には社会復帰できるように手助けをしている人たち、洗礼を受けて人生をやり直す事を決意した、ため、とき、リアル、チイさん、ゴリ、ヨシなどなどイエス.キリストと共に復活しました。

 DARCの皆さん、ありがとう。皆さんのおかげで神父の道を立派に歩くことができました。ありがとう。

 私は日本での50年を終え、83歳になります。今度の57日にフランスに帰国いたします。フランスの南プロヴァンス地方で私はパリミッション宣教会の老人ホームに入ります。地中海のあたりでとても綺麗な場所、太陽いっぱいのところです。遊びに来てください。

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【NewsLetter287】九州DARC30周年記念フォーラムを終えて

NPO法人九州DARC代表 大江昌夫

 この度は、九州DARC30周年記念フォーラムにあたり、300名を超えるご参加をいただき、心より感謝申し上げます。

 基調講演ではダルク設立当初のお話を村上優先生から、岩井さんからはダルクの成り立ちから現在の九州ダルクまでのお話しを伺い、今があるのも今は先行く仲間達のおかげだと改めて感じ、胸が詰まるような気持ちになりました。

 また、心温まるお祝いのメッセージや、たくさんのお花・贈り物、茨城からは車で駆けつけてくれての和太鼓演奏、山口、佐賀、長崎、沖縄のメンバーによるエイサー演舞など、会場が一層華やかになりました。私たち一人ひとりにとって、忘れられない一日となりましたこと、重ねて御礼申し上げます。

 この30年、私たちは多くの困難と向き合いながらも、支えてくださる皆様と共に歩んでまいりました。依存症からの回復と、その先の新しい生き方を目指して、これからも仲間たちと共に一歩一歩進んでいきます。

 この節目の年に、私たちにとって特別な存在であるマルセル神父が、5月をもって母国フランスへ帰国されることとなりました。長年にわたり私たちの回復を見守り、励まし続けてくださったマルセル神父には、感謝してもしきれません。寂しさは募りますが、これからも遠くから私たちの歩みを見守っていてくださることと思います。

 皆様の温かい支えに改めて感謝申し上げるとともに、これからのダルクの歩みを引き続き応援していただければ幸いです。

 ありがとうございました。

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【NewsLetter287】依存症のパブロ

九州DARC30周年記念フォーラムを終えて

 僕はまだ九州ダルクに来て一年ちょっとですが、今回三十周年を迎えられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。先代の先行く仲間のおかげで、僕は回復に向かって日々前進出来ているのだと思います。

 今回フォーラム前日に仲間の皆で司会をやると聞かされ、前日も当日もずっと緊張していました。でも、僕の出番が来て話終わると、僕も九州ダルクの一員であるということを再確認したことに加えて、トキさんをはじめとする九州ダルクの仲間でこのフォーラムを開催しているのだと思い感動しました。仲間がいるからこそ、今、僕はクリーンを少しですが続けられています。今回のフォーラムのテーマである「感謝」を忘れず日々頑張っていきます。

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【NewsLetter287】依存症のイジケムシ

九州DARC30周年記念フォーラムを終えて

 フォーラムの中で九州ダルクに居た仲間達の話のエピソードを聞き、自分の今居る場所は、仲間が色々な想いを持って守ってきた場所なんだな、と実感しました。日頃、仲間が身近にいる事や今の環境が当たり前になっており、自分の問題に振り回されている状況で、感謝の気持ちに目を向ける事をしていません。

 改めてフォーラムという場所で沢山の人に支えてもらっている事と、人と人とのつながりの大切さと有り難さを感じました。フォーラム中では司会の一部と体験談を話しました。その最中は、人にどう見られているかという緊張と、上手く出来るか不安でしたが、仲間と共にフォーラムが出来て嬉しかったです。

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【NewsLetter287】依存症のクルクル

九州DARC30周年記念フォーラムを終えて

 今回のフォーラムはすごく忙しかった気がします。自分を含めた仲間全員が動きまわっているのを見て、自分もその一部だと感じる事ができて一人ではりきっていました。プログラムの中で仲間の話や、色んな人が話をしているのを聞くことが出来ました。

 ただ唯一の失敗というか、やらかした事があります。フォーラムの前日に全員で司会をする事になりましたが、当日その進行の紙を車の中に忘れて来てしまい、その事を仲間に話さず、ごまかそうとしていた事です。

 格好をつけて、全て覚えてやろうとしていました。そういう自分がまだいるんだと気付き、その後は気持ちを切り替え、自分に出来る事をやったおかげで充実したフォーラムでした。

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