【NewsLetter201】薬物依存症のユウキ

九州ダルクに来てから今

こんにちは。依存症のユウキです。

僕は、地元を遠く離れた福岡で依存症の病からの回復をめざし、日々、プログラムを受けさせてもらっています。

今回、改めてスタートすることになったのには、自分自身が抱えるたくさんの問題があり、真剣に向き合っていかなくてはと感じたからです。

これまで、家族などの立場に立って考えることが出来ず、常に仲間を巻き込んだりして、現実から目をそらして来ました。

勝手に自分の不幸を嘆き、飲酒を繰り返して来た自己中な僕を、九州の仲間たちは温かく迎えてくれました。

「今まで色々あっただろうけれど、一からやり直そう」と声をかけてもらった時は、親切にしてもらえたことにしなおに感謝の気持ちが出て来ました。

また、「来てくれてありがとう」などの言葉が嬉しく心に残っています。

ようやくこちらでの生活が始まり、3か月が経とうとしていますが、ここまで来るのに、仲間のたくさんのサポートがあってのことだと思います。

時には、夜中に「欲求が入った」と言い、ハウスリーダーや部屋長を起こしたことも何度もあります。しかしそのおかげで、その日一日酒を飲まず、乗り切って来ました。

確かにトイレに一人で行けなかったりすることには、自由がないと感じることもありますが、それは自分のガキの部分であり、逆に与えてもらっていることに目を向けると、これでもかというくらいに出てきます。

ですが、高慢に生きてきたので、些細なことに感謝ができません。皆で車に乗って出かけることができるのは、車を買い、燃料を入れ、運転してくれる仲間のおかげですし、何より回復の機会と場所を提供してくれている施設長には、本当に感謝しています。

病気が出ている間は、現実が苦しく感じますが、ここでは、ありのままを認め、助けを求められる仲間が、年中無休でいつもそばにいてますので、そうして支え合い、生活しています。

しかし、まだこれからのことはよくわかりません。いつどんな形で引き金があるか不明ですし、対人トラブル等、様々な問題が集団生活にはあります。

なので、決して断言や約束はできませんが、とにかく今日一日の間だけでも酒を止めることを目標にやっていくしかありません。

自分の人生。刑務所で過ごしたり、死を選択することもできますが、せっかく親が大切にしてくれた命であり、何よりも自分自身、素面で生きていたいので、今ここでやっていくしかありません。

九州の仲間以外でも、群馬ダルクからショーンさんとプーさんが、プログラムを教えにきてくださったりしています。

こう考えると、僕は、自分一人の力で生きているのではなく、常に周囲の人に生かしてもらっているのだとわかります。

今後も、日々、「今日一日」を胸に、前向きにリラックスしながら回復していきます。

いつもお世話になっている施設やグループの皆さん。トキさん、周囲の方々に大変感謝しています。本当にありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

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【NewsLetter201】薬物依存症のオビト

TCCプログラム

10月に群馬ダルクから講師としてプーさんとショーンさんが来てくださり、3日間に渡り、TCCプログラムを受けました。

TCCとは、外国の治療共同体が行なっているプログラムです。

私は3年前にダルクに入寮しました。以降、年に数回、TCCを受けていて、毎回、大きな気づきがあります。

今回のプログラムでは、2日目に行なった「ビフォー、アフター」と「好き、嫌い」のプログラムの中で気づきがありました。

「ビフォー、アフター」とは、過去のアディクション全開時の問題行動や精神症状、そしてそれらが現在の自分にどれくらい残っているのか、改善したところはどこなのかを知るプログラムです。

用紙に記入して内容を確認すると、思わず、「昔と今もほとんど変わっていない」とつぶやいてしまいました。中でも自己中心的、柔軟性がない、物を壊すなど致命的な部分が強く残っています。

そのことを悲観していると、講師の方から、「昔と比べて変わった部分は大きい。前は、質問に対して質問で返す人でした」とフォローしていただきました。

確かにダルク入寮当初の3年前は、今以上に状態がひどかったです。

一日中寝ていると、仲間との会話が少ない、身体症状がひどく、椅子に座っていることが困難な状態でした。

仲間から「筋トレしないんですか?」との質問に、「なぜやる必要があるんですか?」と聞き返す始末でした。本当に人として終わっていました。

しかし、そんな私でも、現在は仲間と筋トレをしたり、スポンサーシップを取ったり、ステップに取り組んだりと改善が見られます。できないことよりも、できるようになったことにもっと目を向けて行かなければならないのかもしれません。

「好き、嫌い」のプログラムの中で、ダルクの好きなところを2つ書きました。

私は仲間の存在と個人一人ひとりに合ったプログラムを考えてくれる、と書きました。九州ダルクに入寮してから、私はとにかく悪化した身体症状をどうにか治したいと考えてきました。

今でもです。そのために私に合った独自のプログラムを用意していただいたり、配慮してもらったりしています。そしてそれを支えてくれる仲間もいます。

私は常時アディクションが発動状態です。ですので、こう考えて書かなければ、これらのことに感謝することを忘れてしまいます。恐ろしい病気です。

今一度、自分の行動を振り返る必要があります。他にも色々と気づきがありましたが、以上が大きな気づきでした。

群馬から来てくださったプーさん、ショーンさん。機会を与えてくださったトキさん。一緒にプログラムを受けてくれた仲間たち。

ありがとうございました。

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【NewsLetter201】10月の活動報告

2日(月) TCCプログラム
3日(火) TCCプログラム
4日(水) TCCプログラム
5日(木) TCCプログラム
福岡保護観察所コアB
6日(金) 飯塚保護観察所コア
9日(月) 佐賀セレニティクリニック 依存症勉強会
12日(木) 福岡保護観察所コアA
13日(金) 麓刑務所M
市センタープログラム
18日(水) 社会貢献活動 テニスボール
19日(木) 支援する会
福岡保護観察所コア
麓刑務所M
22日(日) 家族会
23日(月) ヨーガ
26日(木) 福岡保護観察所コアA
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【NewsLetter200】薬物依存症の梟(フクロウ)

僕が覚せい剤を初めて使用したのは、地元の先輩たちの誘いと、そして僕自身が以前から先輩たちが使用している事を知っていたため、興味があり、誘いに乗ったのがきっかけでした。

それからというもの、少年院、刑務所の出入りの繰り返しで、使用を始めて32年の月日が経ちました。

その期間、薬をやめようと考えたことが何度もあったのは事実ですが、自分一人ではやめられませんでした。

以前、受刑生活中に薬物離脱指導を受講し、「ダルク」の存在を知りました。

そして、最後の9度目の受刑生活を、2ヶ月の仮釈放により、出所しました。

仮釈中には毎月2回、保護観察所に尿の提出を求められていたため、覚せい剤は使用しませんでしたが、仮釈放が終わる少し前から、再度使用するに至ってしまい、以前と同じように毎日、体に覚せい剤を打ち込んでいました。

その結果、今年の6月にまた逮捕されたわけですが、尿検査の結果、陽性の反応は出たものの、諸事情により不起訴処分となり、7月に釈放されました。

僕自身、釈放された事により二度と同じ事を繰り返し、受刑生活をしたくないという気持ち。そして今までのままでは、覚せい剤を止めることはできないという考えでした。

その時、以前受刑していた刑務所の薬物離脱指導で群馬ダルクのプーさんとショーンさんから指導されていた事を思い出し、電話をして覚せい剤を止めたい気持ち、そして今までの生活の事を相談しました。

できるならばダルクに入寮し、薬物をやめたい旨を話したところ、地元より離れたところの方が良いのではないかという事で、九州ダルクを紹介していただきました。釈放されたその日に福岡空港まで迎えに来ていただき、九州ダルクにつながったわけです。

最初は右も左もわからず、知らない土地で知らない仲間ばかりで不安でしたが、現在1ヶ月が過ぎ、仲間の皆さんに助けてもらいながら生活しています。

最初の頃は、人前で話をするのが苦手でなかなか話せなかったのですが、少しずつ本音を話すことができるようになってきました。

今後、これから先は長いと思いますが、仲間に相談しながらプログラムに取り組み、クリーンでいたいというのが今の僕の気持ちです。

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【NewsLetter200】薬物依存症のイジケムシ

8月4日から6日に、鳥取ダルクでよしみちゃんのカウンセリングを受けてきました。初めてよしみちゃんのカウンセリングを受けてから、ほぼ6年が経ちます。

初めて受けた頃は、ブロンが止まらなくて体が震えていました。今はブロンも処方薬も止まってシラフで受けることができます。

あまり自分では実感はないけれど、笑うようになったと言われます。

カウンセリングでは大勢の仲間とプログラムに取り組む中で、最初受けていた頃には感じなかったものを感じます。

感情は一番自分にとって苦手なもので、人にうまく言葉にして伝えることができないし、それをごまかすために薬を使い続けました。

でも今は、自分は感情がある人間だし、それを認めて少しずつでも変わっていけるんだという気持ちを持っています。

カウンセリングの中で母親をテーマにしたプログラムがありました。仲間に対して自分の親を紹介する中で、自分は愛されていたと感じることができました。

愛情の受け取り方が下手な自分は、自分勝手に逆恨みしたり、本当のことを何も話さないくせに何もわかってくれないと被害者ぶったりしていました。何もかもが素直に受け取れなかったです。

ダルクにきた頃に持っていた自分は、仕方なくダルクに来たという思いだったり、周りのせいにして薬を使っていたことなど、常に言い訳をしてきました。

結局、そういう言い訳をして自分自身を無理矢理に納得させようとしてきました。自分じゃ気づかないふりをして、常に気持ち悪さを感じていました。

だからこそ、これからの自分自身に対しての正直さを常に大事にしていきたいです。

今回、鳥取ダルクのカウンセリングを受けに行くまでは、正直面倒くさいと思っていました。処方薬が止まって感情が少し出てきた自分を仲間に見せるのも嫌だった。でも、今回カウンセリングを受け入れて、鳥取、岡山、九州の仲間、よしみちゃんと共に楽しめて感謝しています。

また、次に行く時にはもっと楽しめるように変わっていきたいです。

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