【NewsLetter236】クリーンを迎えた仲間の話 コウジ

2月で無事1年を迎えることが出来ました。これも全て仲間のおかげです。

最近は特に仲間とフェローシップを取る事に重点を置いています。今まで散々仲間とトラブルを起こしてきて、自分の居心地が悪くなったら出ていくのを繰り返して、今やっと仲間と仲良くする事の大切さが分かってきています。

最近九州ダルクではトランプがブームです。時間も忘れて皆で熱中しています。コロナ禍で楽しみはそれぐらいしかありませんが、仲間と大きな声で腹の底から笑えるので、自分は幸せだと思います。

夜寝る前に今日も1日クリーンで過ごせたということを嬉しく思います。プログラムでは筋トレを頑張っていて、他に掃除なども頑張っています。この生活を続けて、このままスタッフを目指して行こうと思います。

家族の顔を見たいと思うときもありますが、頑張っていればいつか会えると思っています。

自分の夢は学校とかの人前で話せるようになる事です。昔憧れた、人前で話すという夢を忘れてはいません。時代遅れの格好かもしれませんが、好きな服装で、人前で喋りたいです。

昔、工場のライン作業についていたことがありました。今思えば、それは立派な仕事とだと思えるのですが、当時の僕は仕事にやりがいを見つけられませんでした。今はダルクのスタッフになって人前で話すことが、自分の生きてきた意味だと思います。

自分の経験したどん底は、自宅マンションで自分の手を包丁で切ったことです。今も自分の手には傷跡が残っています。マンションの扉を開けた時の親の気持ちを思うと、忘れることは出来ません。薬を使うとこんな恐ろしい事になるという事を伝えていきたいです。

自分はもうダルクに来てトータルで7年になります。でも1日たりとも無駄ではなかったと思います。過去があるからこそ、いま夢があります。今度こそ土台ができたと自分では思っています。

もう酒を一生やめたいです。去年の今頃は酔っ払って中洲の川を泳いでいましたが、今はクリーンを心から楽しんでいます。仲間と今出来ることを楽しんで続けて行く事が、夢にも繋がります。神に感謝し、2つのものを見分ける賢さを選んでいきたいです。

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【NewsLetter235】年始ご挨拶 NPO法人九州ダルク代表 大江昌夫

謹んで新春をお祝い申し上げます。

皆様おすこやかに新春をお迎えのことと存じます。年末のニュースレターにて行いました緊急支援のお願いに付きましては、多くの方よりご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

この年末年始、例年九州ダルクでは正月にキャンプを行っていましたが、今年は自粛し、初詣も行わず美野島にて静かな年明けを迎えました。年末年始の人出からか、正月の連休明けには新型コロナ感染者数が一気に増え、今この原稿を書いている時点では、福岡でも近々緊急事態宣言が出るのか出ないのかという状況です。

色々な意見を耳にもしますが、私達に出来ることはただ、行動を自粛し、家族や施設のような共同生活を行っている関係以外との接触をなるべく避け、会話の際にはマスクをし、手洗い消毒などの感染予防に務めること。

ただこれだけの事を継続するしか無いようです。この1年でライフスタイルも随分変わりました。

個人的には規則正しい生活を心がけて健康に留意し、適度な運動を1日の中に取り入れています。それでも日々自由に過ごせないストレスは気づかぬうちに溜まっていくものです。

そんな中でメンバーも、時々不満の訴えや、感情を乱したりすることはあるものの、ミーテイングで話したり人の意見を聞いたりと努力しながら、本当によく頑張っていると思います。

ダルクのプログラムの中での新しい取り組みとしては、ヨーガの実習をオンラインで出来るよう、試しに先月行ってみました。

狭い空間で行うので体の動きは限られますが、メンバーも楽しそうに取り組んでいました。この1年は他のダルクとや自助グループでの交流が思うようには出来ない中で、ヨーガや鳥取岡山ダルクとの連携で貴重な時間を過ごしています。

人間は社会的動物で、社会なくして個人はないと言われますが、これはクリーンな生活を重ねていく上でもとても大切な考え方だと思っています。自分が社会を構成する一部であり、社会に貢献できること、社会からも受け取っていることに気づくと回復の中に喜びが生まれます。

自分勝手な行動が減り、誰かのために動くことが出来るようになるようです。私達はまずこれを、ダルクや自助グループの中の仲間同士で覚えることから始まります。それからダルクのプログラムの中で、社会に向けて回復の道を辿っていきます。

ダルクのプログラムとは言いますが、ダルクの中だけでは回復は出来ません。社会との関わり、皆様の様々なお力添えなしには、本当に難しいことだと感じています。

そして最後にはなりますが、このような状況下でも、薬を使いたい気持ちともう使いたくない気持ちに挟まれて、苦しみを一人で抱えることしか出来ない多くの薬物依存症者が、一人でも多くダルクや自助グループ、そして仲間の輪の中に辿り着くことを願って、今年も力の限り取り組んでいく所存です。

どうか本年も九州ダルクをご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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【NewsLetter235】今年の抱負 イジケムシ

自分の考えを使わない事と、ステップをやる事です。今まで人に相談もせず、自分の考えを使い何度も同じ失敗を繰り返してきました。ダルクにつながって相談の大切さは頭でわかっているのに中々行動できていません。自分の考えを使わないためにステップをやっていきます。

どちらも仲間がいるからこそ出来る事です。今年こそ自分を変えていきます。

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【NewsLetter235】今年の抱負 バス

今まで楽をして良くなろうとしていました。難しい事を考えるのが嫌で、その時々の成り行きで生きてきました。俺の人生なんてこんなものだと生きる事や楽しむ事に、何の努力もしたくなかったです。若かったのもあります。気づくと大人と言われる年になっていました。自分でも変わり所がどこなのかよく分かりません。施設の中でも、与えられた事をただこなすだけ。それだけでは生きづらさは何も変わりませんでした。

今まで逃げてきましたが、「変わるタイミングなんていつでも良い、今からでも変われる」という先行く仲間の言葉を信じてやるだけです。クリーンの長さだけはありますが、ステップに関してはビギナーです。今更やっても恥をかくだけじゃやないか? 理解? といつも誤魔化していました。

今年は嫌な事から逃げずに、ステップ1を徹底して自分の中に落とし込みたいです。

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【NewsLetter235】今年の抱負 クルクル

何事にも逃げない事、です。自分の問題からも逃げない事でもあります。これまで何か嫌な事が起きたら、問題から逃げて何回も同じ失敗をし、同じ所で躓いています。問題を放置しすぎて、どこで悪くなったのか分かりません。

今年は自分の問題を一つ一つ解決していき、同じ失敗を繰り返さない事です。やってこなかったのですぐには出来ませんが、仲間の力を借りてやっていきます。

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