【NewsLetter227】NPO法人九州DARC代表 大江昌夫

新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々及びこ家族•関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。また、医療従事者をはじめ、感染防止にご尽力されている皆様に深謝申し上げます。

この度、緊急事態宣言(特定警戒都道府県)から福岡県が解除されることが発表されました。
私達はというと、自粛期間中、毎日の買い物以外は、ほぼダルクで生活していました。NAも会場が使えないためダルクミーティングで、運動は体育館が使えないので人の少ない河川敷でマスクをつけてジョギングや腕立てなどの簡単な運動、DVD鑑賞などをしていました。

ステイホームが苦手な集まりですから(笑)、身動きがとれないことにストレスを感じたり、普段気にならないようなことに反応したりすることもありますが、日常の何でもないことや当たり前と思ってきたことを改めて考えるいい機会になったと思います。

しかし、コロナ禍の事態が収束したわけではありませんし、未だ指定地域が継続されている都道府県もあり、楽観視すればまた大変な状況になるかもしれません。

私達が出来ることはこれからも感染予防策は継続しつつ、全国的なコロナ禍の終息を願いながら活動を続けていきたいと思います。

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【NewsLetter227】仲間の話 バス

先月の4月でクリ ーン7年を、 無事仲間の皆さんのおかげで迎えることができました。ここまでの道のりは長かったようで、 今思えばあっという間でした。

実際ここまでくるのにいろいろな葛藤と戦い、 問題が起きたときは向き合い、 生活してきました。思い返してみると3年のクリーンを迎 えるまでは苦しかったです。

仲間の中で、ありのままの自分を出せず、猫をかぶる毎日。自分の意見を仲間に言えず、自分に嘘を付きながらの生活にすごく疲れていました。仲間の話に合わせたり、笑いたくもないのにその場を取り繕って無理に笑ったりしていました。そうでもしないと落ち着かなかったです。

なんとか仲間の中で慣れようとしていても、自分が変わらないと関係性は変えられないことに気づきました。

一番苦労したのは自分の中での、バレなきゃいいだろうとついやってしまう、昔からの不正直な部分です。何でもそうでした。最初からバレるつもりでやる人は多分どこにもおらず、自分もそうです。

自分の一番たちが悪いところは、バレなきゃ良いだるうでやったはいいが、その後すぐその事に囚われてしまうところです。

自分には嘘をつくことができません。何故なら、やましいことをしているときの自分の行動は、 仲間の顔が見られなくなったり、 仲間の話が聞けなかったり、一人の時間が多くなり、自ら孤独を選びます。それに仲間に対しても冷たくなり優しくできなかったりします。

要するに自分以外のことに余裕が無くなります。そんな事を何年も繰り返しながら生活してきました。

自分だけだと怖くて仲間を巻き込み、問題を起こしたり、それを得意の人のせいにしてきたりもしました。過去の、勝手に作り上げてきたトラウマから、正直になっても何も良いことがないと決めつけてきました。

ですが、プログラムをやる中で気づきがありました。今までは、正直には言えない事を、人に問詰められて自白していた、ただそれだけでした。それを正直になっていたと勘違いしていただけでした。経験があまりに少なすぎたことも理解しました。

そういった失敗をしては問題と向き合い、仲間の力を借りて乗り切って来ることができました。 色々振り返ったときに思う事は、ダルクにつながって、自分にプラスになることはあっても、マイナスになることは何一つ無かった事です。

実際、まがりなりにもやって来られたことで、迷いながら頭を抱えて実践してきたことも全て、 自分のためになっていると確信しています。仲間は僕の回復を信じてくれています。だから、自分の回復を自分自身が信じてあげたいし、このやってきた7年という短くない月日を、 自信を持って生きていきたいです。

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【NewsLetter227】仲間の話 テラ

4月に1年のバースデーを迎えることができました。去年の4月に刑務所から九州ダルクにつながりました。刑務所での罪名は、覚醒剤使用でした。

刑務所から茨城ダルクに手紙を出して受け入れてもらうことが決まり、それで九州に来ましたが、最初は不安がありました。仲間と上手くやっていけるのか? 仲間は受け入れてくれるのか? 一番の問題は、欲求が入ったときに正直になれるのか?

いろいろな不安がありましたが、実際には仲間に会ってみると、笑顔で温かく自分を受け入れてくれました。

自分はダルクにつながるのは2度目です。 23年前に一度茨城ダルクにつながったことがありました。その時は、薬を使い、仲間を巻き込みながら生活を送っていました。ですが、今回は以前とは違った思いがあり、しっかりとプログラムを受け、自分の古い生き方を変えていきたいと思っています。

でも、毎日のように考えてしまうことがあります。それは家のことです。今の自分では何もできないのに家のことが気になり、電話をかけたくなったりします。ホームシックです。

そんな時、仲間が声をかけてくれたり、代表に相談したり、自分の気持ちを少しは出せるようになってきました。

ミーティングで欲求を話すことも、自分にとっては必要なことです。気持ちが少し楽になります。すべて仲間を見て学んだことです。

ですが、調子が悪くなれば、普段出来ている、その学んだことさえ出来なくなる時があります。仲間が、調子の悪そうな自分を見て、心配して声をかけてくれますが、自分勝手な都合で仲間に冷たくあたってしまう事もしばしばありました。

今は、生活にもなれてきて、仲間にも正直な話をすることが出来てきました。1年のバースデーを迎えて、色々な事が与えられるようにもなりました。

一つは、生活費が日払いから週払いになったことです。もう一つは、ミーティングの司会をさせてもらう事です。

ミーティングの司会は緊張しましたが、やってみると、ミーティングの取り組み方が少し変わったと思います。やる前から、ものごとを大きくしてしまい、不安になるところも直していきたいと思います。

自分に自信を持てる男になりたいと思います。仲間には本当に感謝しています。

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【NewsLetter227】2020年5月活動予定


行事等につきましては新型コロナ感染症の影響により、中止となっております。福岡県の緊急事態宣言は解除となりましたが、5月の支援する会、家族会は中止とさせていただきます。

支援する会、家族会につきましては、6月からの再開を予定しております。ニューズレター紙面、ホームページにてお知らせいたしますのでよろしくお願いします。

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【NewsLetter227】献品の御礼とお願い

先日、ニューズレターにてお願いさせていただいた炊飯器につきましては、献品をいただきました。温かいご支援に心よりお礼申し上げます。

このような時期で不足しがちなマスクや心温まる手作りのものを送っていただいたり、日用品のご献品や励ましのお声をいただいたり、皆様のお心遣いに仲間一同深く感謝しています。誠にありがとうございました。

また、重ねてのお願いとなりますが、特に不足しております、お米をどうかご献品いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

ご連絡先はこちらへ。

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