【NewsLetter178】薬物依存症のミエハル

久し振りにニューズレターを書かせてもらいます。7月にクリーンが3年目を迎える事が出来ました。初めはクリーンが長ければエラそうに出来ると思っていたんですが、長くなるにつれて、囚われやプレッシャーに押し潰されそうに思えてきました。

普段はそんなことは表に出さずに生活しているつもりですが、心の奥底では、「クリーンが長ければそれだけでいいのか?」と考えるようになってきました。

自分が囚われている事も、何故か、勝手に3年のクリーンを迎えれば、解決出来ると思っていましたが、当然、何もせずに解決する訳もなく、今はクリーンと自分自身の問題に板挟みになっています。

昔に結婚していた女性との出来事が、自分の囚われや恨みの中を大きく占めています。その時は、それから逃げる為に薬を使っていて、途中でこれは単なる逃げだと気付きましたが、次はお酒に変わっていました。

現実逃避の為にお酒に逃げても、「合法だからいいだろう」と甘えていたのです。そんな甘えが、今になっても、「この位いいだろう」という考えを出してしまうんだと思います。

昔に、自分がやってしまった過ちが消えるとは思っていないけど、それを抱えたまま生きて行くのは辛いです。仲間は過去の事は手放せと言いますが、自分がしでかした事だから、都合のいい様に解釈してはいけないという気持ちが強く、なかなか手放せません。

それでもこの先、クリーンを伸ばしていこうと強い気持ちも出てきましたが、今でも正直になれない時もあるので、もっと心を開いて、正直になってやる気を出せたらと思います。

正直になる事が一番大切なのですが、今まで、自分の心に嘘をつき、それをまた嘘で固める様な人生を送っていて、なぜその心を手放せないでいるのかも分からなかったので、プログラムを使って生き方を変えていかなければと思います。

1年のクリーンを迎えた頃は、生き方を変えるという意味も分からなかったけど、少し分かってきたように思います。

しかし、またいつ、自分の中の病気が出てくるかも分からないけれど、先行く仲間がそうであるように、自分も良い回復を出来るようになりたいし、後からきた仲間の悪い見本にはなりたくないので良い例になっていきたいです。

クリーンの長さだけに縛られずに、これから先も辛い事や苦しい事があるかもしれませんが、「今日一日」ベストを尽くし、昔の古い人生を手放して新しい人生を歩いていきたいと思います。

カテゴリー: 178号(2014年8月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク