【NewsLetter178】薬物依存症のピロピ

九州ダルクに来て早いもので52ヶ月が経ちましたが、7月に、クリーン4年のバースデーを多くの仲間達に祝ってもらいました。

しかし、私自身が心の底から喜びを感じていないのが残念です。

それというのも、今まで仲間の中で恥をかいても、プログラムに取り組んできたつもりではいるのですが、未だに本心をさらけ出せていないのです。

やる気・正直さ・心を開く――。この3つが、何かあると抜けてしまい、「これ位いいか」と自分自身を甘やかしてしまいます。

先行く仲間たちに、「とにかく、いいからやれよ」と言われると、その場では「やります」と答えても、すぐにぶつくさ言う自分が出てきます。嫌々やる事よりも、回復を楽しみながらやる事が大切なのは分かっているのですが、どうも上手くいかない事も多いです。

そして、役割りやサービスにしがみ付いていて、いつも高慢になってしまいます。

これからも、失敗を受け入れ、正直になれるか正直不安です。

前から私は物事を上手くやっていたり、色んな事を知っているように見せる事が(仲間にバレているのかどうかは別として)、昔からのパターンです。バースデーミーティングが終わってから、10数名の仲間と食事に連れて行ってもらい、仲間たちと話をしながら楽しく食べました。

食後に先行く仲間に、プログラムに関しての質問を投げかけられると、私は見せかけだけできちんと理解出来ていないので、とても恥ずかしい思いをしましたが、よくよく考えてみると私はクリーンだけが伸びていて、中身が本当に無いのだなぁ、と悔しくて頭を抱えてしまいました。

これからはステップを使って行動し、今ある自分自身の問題を一つずつ解決したいと思います。その為にも仲間の力が私には必要です。

傲慢にならず、私からもっと積極的に仲間とコミュニケーションを取り、12ステップと今日一日を大切に生きて行きたいです。

今回バースデーを迎えて色紙に多くの仲間から温かいメッセージと、沢山の愛を貰いました。

どうも有り難うございました。本当に感謝します。

カテゴリー: 178号(2014年8月), ニューズレター タグ: , , , パーマリンク