【NewsLetter180】薬物依存症のシン

 またまた、ニューズレターを書きます。テーマが自分の事についてとの事なのですが、正直自分の事を書くのは嫌です。どんな事を書けばいいのか分かりませんが、書きたいと思います。

 自分は、ものすごく邪気っ子で、仲間が誰かと話をしていると、きっと自分の事を言ってるとか、仲間の仕草や態度が変だと思えば、すぐに邪気が入ってしまいます。

 いつから、こんなに邪気が入りやすくなったかは、はっきりとは分かりませんが、ダルクに来てからかな?と自分では思います。

 周りの仲間に邪気の事を話すと、必ず、「それは邪気だよ」と言ってくれるのですが、絶対ウソを言っていると決め付けていて、どうしても信じる事が出来ませんでした。

 でも、1年6ヶ月、仲間と過ごしていくうちに、少しずつですが、仲間を信じられる様になって、邪気が入った時も、「あっ邪気だったんだ」と思える様になってきました。

 邪気だけではなく、色々な問題を抱えていて、薬物は勿論ですが、ギャンブルやアルコール、特によく問題になるのが女性のことです。

 自分では、こんなに沢山の問題を持っているのは分かっているつもりでいたんですが、少しでもクリーンが続くと(もう大丈夫だろう)とか、(なんで女性と付き合ったらダメなんだろう)と思うし、もう病気が治ってしまったかのように勘違いしてしまうのです。

 これはスタッフに、「シンは自分が病気だっていう事をすぐに忘れちゃうんだよ」と言われて、確かにそうだと気付かされました。

 今は代表の提案で、一日の出来事を毎日話しに来なさいと言われ、ノートを持って毎日事務所に話しに行っています。

 この提案をやることで、自分にとって邪気が入りにくくなったり、今は回復に必要な事をやっていこうと思えるようになりました。

 この提案をしてくれた代表、そして話を聞いてくれた仲間達に心から感謝しています。こういった提案がなければ、今もまだ苦しんでいたと思います。本当にありがとうございます。

カテゴリー: 180号(2014年11月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク