【NewsLetter205】九州DARC代表 大江昌夫

足早に桜の季節も過ぎて、つつじが美しく咲く頃となりましたが、皆様お変わりございませんか。私たちは元気ですと言いたいところですが、私たち依存症者にとっては特に「木の芽時」ともい われる春は、心身が不安定になりやすい時季でもあるといわれます。

例外なく毎年この時期はいろいろな ことが起きます。

特に代表になってから感じる事です が、ダルクの中で仲間に寄リ添い、仲 間とともに回復の道を歩むということは、自助グルーブのスポンサーシップのようにかなりの期間を親しく付き合っ ていくということのようだと思います。

自分自身の問題ばかりではなく、その人の問題やその人と自分の関係も構築していくということなのだと。関係性の病気である私は問題を増やしてしまう恐れをいつも抱きながらも、仲間との関わりの中で回復し成長していける喜びを感じています。

しかし、自分の問題に囚われている 時はここになかなか辿り着けません。 先に書いたようにこの時期は特にそうなりやすい時期だと感じています。

こういったときは整理整頓するしかあリません。引き出しの中のゴチャゴチャしているものを並び替えるのでは なく、全てを取リ出しいらないものを 捨て、いるものを引き出しに整理するように、私自身をハイヤーパワーに委ね成長の妨げとなっている考えや振る舞い、感情を捨て去り、私を成長させてくれる建設的なものだけを私の中に留めておくようにする。

これをするのに正直さの中に誠実さがないと自分の事ばかり考え、自分の思 い通りに行くように要求するだけになってしまいます。私自身を正直に見つ める勇気をハイヤーパワーに祈りなが ら、仲間とともに今日一日を生きていこうと思います。

詳しくは次号書かせて頂きますが、 美野島司牧センターが完成し昨年3月からお世話になった大名町教会から、4月1日に帰ってきました。以前まで使用 していた家具類はそのほとんどがボロボロで使用ができなくなってしまいました。

献品のお願いです。ナイトで 使用する洋服タンス、衣装ケ一ス、洗濯機、電化製品、また洗濯洗剤や消耗品などご不要になったものがありましたら、ダルクまでご一報頂けないでしょうか。度々のお願いで心苦しいのですが、 皆様の愛に頼る方法しかわかりません。どうか宜しくお願い致します。

カテゴリー: 205号(2018年4月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク