【NewsLetter207】薬物依存症のクルクル

こんにちは。依存症のクルクルです。前回に引き続き仲間と3人で鳥取ダルクに行って、カウンセリング神戸のセッションを受けてきました。今回は1 日という短い時間でしたが、楽しみました。

セッションの中で一番心に残ったのが、仲間が前に立って親の事でセッションをした事。その仲間は親に助けてと言えず、今まで苦しんできたし、生き辛かっただろうなって、その時すごく感じて、自分も親の事を思い出して泣いてしまいました。

その仲間もそうですけど、自分も親に「助けて」とか、そんな言葉を言った事が無いです。無いと言うか言っても話を聞いてくれたり、助けてくれるような親じゃなかったので。

まったく状況は違っていても、心の声であっても、僕を助けて下さいと言えるのは、勇気のいる事で、到底自分には出来ない事だなって思うし、そんな勇気があれば、親に限らず周りの人にも自分の気持ちを伝える事も、ぶつける事も出来たはずです。

それが出来ないから人を恨んだり、遠ざけたりしていました。それを言えない自分が嫌になります。

だから今回のセッションは共感するところがあったのと、過去の事は全部人のせいにしていたんだなと気づくことが出来ました。

それに改めての気づきになりましたが、自分が親の事を嫌いだとか恨んでいたことはあっても、やっぱり本心では、親がいないのは淋しいし、何で両方の親が居ないんだって、ふざけんなという気持ちは持っているし、親が居る人はいいなって、うらやましい気持ちもあります。

ですが、こういう感情も含めて良いセッションでした。セッションを受けさせてくれたトキさん、チーさん、たくさんの気づきを教えてくれた仲間。一緒にセッションをやってくれた岡山と鳥取ダルクの仲間。バスさん、よしみさん、そしてダルクサポーターズの皆さん、本当にありがとうございました。

カテゴリー: 207号(2018年7月), ニューズレター タグ: , , パーマリンク