【NewsLetter147】仲間からのメッセージ・薬物依存症のジャイアン

 10月15日に佐賀で、「九州ダルク16周年&佐賀ダルク開設フォーラム」がありました。いろんな人たちの思いが重なりあったよいフォーラムになってよかったと思います。

 11年前にダルクにつながって、薬を止める決意をしてから、何度もスリップを繰り返し、人を憎み、人をだまし、そして自分をだましてきました。

 頭の中を廻る言葉がいろいろあって、それは仲間たちからの言葉や本で読んだ言葉でした。いろんな言葉をもらっていても、自分には受け入れることができなくて、必死にその言葉を守るだけの11年だったような気がします。

 でも、最近、ステップの本を仲間から借りて読んでいるのですが、まず、ステップ1の「無力」のことが気になりました。

 それは「降参する」ということらしいのですが、ぼくにとっては「そんなことはダルクに入ってすぐのAAの本を読んで、もうできているよ!!」と思ったですが、“有力”になりきっている自分を感じていたので、そこからやり直すことにしました。

 降参というのは、とても嫌でした。でも、心が救われた言葉があって、降参するというのは、「もう、戦わなくてもいいんだ」という意味だと書いてあって、ホッとした自分がいました。

 でも、ステップは100%、認めないといけないということなんで、まだまだできていないのが現状です。そんな自分でも、フォーラムの時、仲間の中で一番初めに話をしたのですが、みなさんは受け入れてくれて、笑ってくださったので、本当に感謝できました。

 それと、好きなことをやめて、嫌なことをやれば気づくことが多いというのも気に入りました。

 最近、NAでのGSRという役割をやめて、心に空洞ができていたのですが、その空洞に、自分のことをやるということが入ってきました。

 生まれてこのかた、服をハンガーに掛けるということをろくにしたことがなかったのですが、なぜかわからないけど、ハンガーに掛ける気になって、掛けたところ、服を選ぶ時にイメージしやすいということがわかって、すごくうれしかったです。

 「そんな小さなことがうれしいのか?!」と言われそうですが、ぼくにとっては大革命でした。

 最近になって、やっと成長しだしたような気がして、無駄な時間を過ごしてしまったという悔しい気持ちが湧いてきそうですが、「千里の道も一歩から」と、仲間が言ってくれたことを思い出し、あきらめず、くじけず、がんばっていきたいと思います。

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