【NewsLetter161】薬物依存症のルーディー

  今年に入り、正月恒例の熊本への温泉やTCCプログラム、ビジョンカウンセリングのセッションの参加とイベント続きです。1月からはその合間に佐賀少年刑務所への薬物離脱教育や保護観察書での引受人会が始まったりと、佐賀にも行かねばならず、九州ダルクの予定表のボードに目をやるとびっしりと埋まった予定の文字に、「お〜っ」と後ずさりしそうになります。

  正月明けののんびりした温泉気分は、すぐに吹き飛ばされましたが、やることがあるってこと自体、よいことなのでしょうね。

  正月にのんびり仲間と温泉に入れるのも、「忙しい、忙しい」と言いつつも、今日一日と、一つ一つやっていけば何とか回っているのも、薬が止まっているからだと思うと感謝です。

  TCCプログラムの中で、今年の目標(Goal List)を出したのですが、4月からの佐賀での独立を考えると、期待や不安をあれこれ考えてしまいますが、「平安に過ごす」と決めました。

  そのためにやることのListは——

  1. スポンサー、仲間に相談する。
  2. 今日できることは今日やる。
  3. 弱音を吐く。
  4. 結果をあせらない。
  5. 感謝を探す。
  6. がんばりすぎない。

 結局、6つになってしまいましたが、明確に書き出すことで、「あの時、がんばりすぎていたなぁ。弱音ため込んでいたなぁ」とか、「あの仲間に相談すればいいんだ」と、今までのことが今のために必要なことだったんだな、とあらためて感じさせられました。

  しかし、4月からのことを考えると、はっきり言って不安だらけです。九州に戻り、1年半が経ち、「こんなにもできない人だったけ」と自分の姿に気づかされ、そんな自分が「だいじょうぶなのかなぁ。不安だなぁ」と口に出し、仲間の「何とかなるよ、ハイヤーパワーだよ」という言葉に、「ハイヤーパワーだよな」と助けられています。

  今年は不安な分、また自分の進行に深く目を向けられそうです。ただ最近、今まで、変えようとがんばってきたなぁ、とよく思います。自分のプログラムは変えることよりも受け入れるしかなかったことの方が多かったな、と。あがくことも必要だったんでしょうが、それもハイヤーパワーなんだな、と。

  平安に過ごしたい——。なかなか、これが難しい。信じて、実践して、お任せする。昔からダルクで言われてきたことに、毎回、帰らされる気がします。

カテゴリー: ニューズレター タグ: , , , , パーマリンク