【NewsLetter165】薬物依存症のピロピ

 今までは先行く仲間たちのベンチ大会の応援には行かせてもらい、楽しかったのですが、この度、仲間たちと福岡県ベンチプレス大会に参加させてもらいました。

 会場に行くと、自分の中で、今までの練習の成果を、この日に出せるか?、不安でしたが、1日と2日と申告した重量が上がったのは、自分1人の力ではなく、仲間とチームの力強い応援の声のおかげだと思います。

 3回目の申告した87.5kgは上がりませんでした。でも気持ちを変えて他の仲間の応援をしながら、このくやしさは仲間と一緒に練習して必ず上げてやるぞという力に変化していきました。

 薬中の自分たちと、チームの人たちの会話はスポーツをする絆で結ばれているような会話でした。本当にいい経験が出来たことに感謝します。

 自分の回復の道具として少しでも健康に気遣いながら頑張っていきたい。又、次の大会に出て自分の変化を見てみたいです。

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【NewsLetter165】九州DARC代表理事 大江昌夫

 風薫る新緑の季節、みなさまにおかれましては、お変わりございませんか。

 九州ダルクは新しいメンバーを迎え、総勢12名になりました。それぞれ問題を抱え、苦しみながらも、仲間と共にベストを尽くし、今日一日を生きています。

 前のニューズレターで、本人からも報告ありましたが、スタッフをしていた松尾ルーディーが、4月より佐賀ダルクの責任者として行き、活動を始めました。これから、どんな仲間や家族、関係者たちと出会い、どんなドラマが始まるのでしょうね。

 九州ダルクも毎日が、筋書きのないドラマの連続です。そんな中、4月15日に開催された福岡県ベンチプレス選手権大会に仲間4人と参加してきました。

 私は記録更新は出来ませんでしたが、みんなでプログラムを通して、一生懸命やってきた結果、出場したメンバー全員が入賞することができました。そんなメンバーの声を聴いてください!!!

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【NewsLetter164】薬物依存症のタツヤ

 僕が初めて、薬物と出会ったのは15の時でした。初めて使った薬物はシンナーだったのですが、その時、僕は「世の中にこんなにいい物があったのか」と本気で思いました。

 その時まで、たぶん、僕は生きていて嫌なことが多かったのかもしれません。イジメを受けたこともあったし、学校でも本当にくつろげる居場所がなかったんですね。

 薬を使い始めたころ、僕はバンドを組み、ドラムを叩くようになりました。今もなんですけどセックスピストルズというパンクバンドが大好きで、そのバンドのベーシストのシド・ヴィシャスって人がドラッグで22歳位で死んだんですけど、その人みたいになりたいなぁ――なんて考えてたんですね。

 早死にするのがかっこう良いなんて思ってたんですね。それから20年間薬を使い続け、4回、刑務所に服役しました。20代の半分は刑務所にいましたし、合計で7~8年は塀の中なんですね。ただ、その間は違法薬物は止まっていましたので、結果的に良かった気もしますが、それでも処方薬漬けになっていた事もあったので、今となってはよくわかりません。

 二度目の刑務所を出て、茨城ダルクに30歳でつながったのですが、薬は止まりませんでしたし、問題行動が多かったので、びわこ・栃木と施設を転々とし、最終的に施設から逃げました。

 好きなようにやりたかったからです。施設を出て1年するかしないかで、また、逮捕されました。その時、東京拘置所の中で前の嫁さんと入籍しました。出所して娘も生まれ、家庭を持ったのですが、薬は止まりませんでした。

 娘が1歳になるか、ならないかの時に、僕はまた、逮捕されました。嫁さんが留置所に娘を連れて、離婚届を持って来たのですが、仕切りガラス越しに、何もわかってない顔で僕を見ている娘を見て、このままじゃマズイと思いました。

 そして僕は7年ぶりにダルクにつながりました。7年経って茨城に戻ったら、以前一緒だった仲間が6人、死んでました。

 一緒に薬をダルクの中や外で使っていた仲間もいれば、7年前一緒に生活していた時には順調に薬も止まり、社会復帰間近だった仲間もです。

 それから3年経ち、僕は薬が3年間止まっています。その3年の間にも、身近な仲間が何人も亡くなりました。

 今の僕は10代の時と違い、死にたくはないです。生きたいです。シラフでやったことがないことが沢山あります。

 良いことも悪いこともシラフでは、ほとんど初めてのことばかりです。薬を使わない新しい生き方はとても大変なことが多いです。だけど、大変なことばかりでもなく、やってて良かったなぁと思える時も多いです。

 今振り返ってみると10年前、どうしようもなかったころから、僕は仲間に助けられていたんだと思います。薬が止まり始めてからの3年間も、そして今もそうなんだと思います。

 だから、僕は今、生きています。生かされています。今、僕はそのことを忘れています。だからか、とても苦しいです。

 だけど、今はそれがプロセスだと信じています。信じられるようになったのは、仲間のお陰です。仲間に感謝。

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【NewsLetter164】薬物依存症のミエハル

 僕は14才から薬(シンナー)を吸い、薬に溺れるようになりました。中学の時からですので、学校をさぼって、よくその時の友達とつるんで快楽にふけっていました。

 中学を卒業する時、進学か、就職か、悩む時がありました。でも、悪くなる事を心に決めてから、どうせ後悔するだろうから、今を生きてやる、と思っていました。

 でも、薬に溺れる日々は堕落していました。そんな生活を16才まで続けていましたが、16才の時に女の妊娠が発覚して、余計に薬に溺れていました。

 その薬でおかしくなった人は噂で聞いていましたが、まさか、自分はおかしくならないだろうと思い、日々、薬に明け暮れていました。

 そんな時、親の友達の息子が、自分の一つ上の中学の先輩で、「なんで働かないのか」とボコボコにやられました。

 なんで僕が働かなかったのか、ということを何も知らないで、よくそういうことが出来ると思い、逆にムカつきました。

 女が妊娠した時のことですが、心と体がバラバラに引き裂かれるような感じだったのはよく覚えています。

 それで僕は働かなかったし、薬にばっかり逃げていました。こんなんじゃダメだということはよく分かっていましたが、ほかに頼るものもなく、薬に逃げる日々を送っていました。

 でも、先輩にやられて、初めて、吹っ飛んでケツを地面につけました。それから体の調子が悪くなって、呂律が回らなくなり、手足がまともに動かなくなりました。

 でも、薬を使ったら元に戻って、ちゃんとしていました。いつまでもこんな調子じゃダメだと思い働くようになりました。でも、薬も使わずにいたら、呂律は回らなくなって、手足もまともに動かなくなり、その時初めて、それを見た親に精神病院へ連れて行かれました。

 その病院はプログラムがあり、まともに動けない僕は、「入院できない」と言われ、通院することになりました。

 そんなことが3か月ぐらい続き、その時に子供が産まれ、僕は体が悪かったけれど、病院の女の所に行きました。2800グラム以下の赤ん坊は保育器に入らなければならなかったので、1日だけ保育器に入り、次の日に初めて抱っこしました。

 「こいつの眉毛、俺に似てんな」と思い、俺の子だと思えて、体を治して働くようになりました。

 でも、そんな生活も、1年でピリオドを打ちました。やっぱりムリなものはムリと割り切れるようになりました。でも、学ぶこともたくさんあり、いい勉強だと感じられるようになりました。

 恨みもありますが、いつまでも引きずるわけにはいかないのですが、引きずっている自分がいます。

 消せないことは消せない、と割り切り、それでも前を向いて進んでいきたいと思います。後ろを見ることもあるけど、それでも前を向いていきたいです。

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【NewsLetter164】スタッフの独り言

 先日、一緒に暮らしている夫に、「あなたが薬を使っている時にさ、ずいぶんと臭いを気にしていたでしょ」といきなり言われました。(はい、薬が止まらなくて、常に体中から汗がボタボタボタ……。自分が臭いという「囚われ」で家に帰ることも出来なくて、ホテルを転々としていたころに、着ていた服をホテルで全部捨てて、従業員に洋服を買ってこさせたこともありますが、それがなにか?)←以下( )内は私の心の声。
 「あのころ、本当にホワっとした臭いがあったんだよね。」(あの、今私に妄想入れてどうしようと……?)
 「最初はさ、あぁこの人お酒ばっかり飲んでるから、もう体臭がお酒の臭いになっちゃったんだって思ってたんだよ」(自分が臭いのは妄想じゃなかったんですね。私の具合を、いまさら悪くするつもりですか?)
 「でもね、それがちょっと違うんだよ。あの時、酷く痩せてたよね」(35kgまで落ちましたが、病識が無いので太ってるよりいいじゃないくらいに思ってました。薬で動けるし。その時のお高い洋服は、今はもちろん全滅ですが、自分で買った物です。文句ないでしょう?)
 「この前、人から聞いたんだけど、あれって栄養も取らないまま、体の脂肪を燃やすだけで生きてるから、その臭いが強くなるんだって。あの時のあなたの臭いがお酒ともなんかちょっと違うし、それ聞いた時にそれだ!って納得したんだよ」
 えーと、何が言いたいのか自分でもちょっと分からなくなってきました。どなたか本当にそれが脂肪を燃やしてる臭いなのかご存知でしたら教えてください。

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