【NewsLetter267】TCCプログラムを受けて 依存症のツヨシ

 回復の5つの危険の話では、リラプスのプロセス、言い訳がはじまる、孤立する、希望をなくすなど全項目にあてはまると思いました。

 最近の自分の行動や、施設での生活、仲間への対応など、アルコールの欲求が強くなっている事に気づかされたし、施設を出て行きたい願望の危険がわかりました。危険回避の方法やアドバイスと実体験に基づくお話を聞く事が出来たので、あとは実践して行動し、プログラムや日々の施設生活にいかせればと思います。

 上手くいかない生き方、やりかたを変えてみるとか、仲間のサポートをお願いするとかは自分はあまりしてこなかった行動パターンだと気づかされました。あせるな、ゆっくりやろうという言葉も、自分では落ちついている方だと思っていたが、実はよくテンパっていると気づかせてもらいました。

 ショーンさんプーさんまたお会いしてお話が聞けますよう。ハイヤーパワーの力で。

カテゴリー: 267号(2023年9月), ニューズレター | 【NewsLetter267】TCCプログラムを受けて 依存症のツヨシ はコメントを受け付けていません

【NewsLetter268】10月の家族会/支援する会

家族会
日時:2023年1022日(日)午後1時30分から(午後1時受付開始)
場所:福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ602号室 福岡市中央区荒戸3丁目3番39)
講師:向陽台病院 比江島誠人院長
個人参加費:2,000
家族参加費:3,000円

支援する会
日時:2023年10月26日(木)午後7時から
場所:福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ602号室 福岡市中央区荒戸3丁目3番39)

連絡先 九州ダルク 092-471-5140

カテゴリー: 268号(2023年10月), ニューズレター | 【NewsLetter268】10月の家族会/支援する会 はコメントを受け付けていません

【NewsLetter266】寄付の御礼

NPO法人九州DARC代表 大江昌夫

 皆様には日頃よりご支援を賜り、 誠にありがとうございます。

 また、この度の緊急支援のお願いにつきましては、多くの方からご寄付や励ましのお言葉をかけていただき、深く感謝申し上げます。賜りましたご厚志は、利用者のため、また未だ苦しむ依存症者のため有効に活用させていただきます。

 ダルクという施設の性質上、受け入れ人数が安定しないこと等から財務状況が安定せず、度々皆様にお願い申し上げ、ご寄付を集めて運営を賄っている状況です。

 引き続き、当施設の運営にご理解とご賛同をいただき、ご支援くださいますよう心からお願い申し上げます。

カテゴリー: 266号(2023年8月), ニューズレター | 【NewsLetter266】寄付の御礼 はコメントを受け付けていません

【NewsLetter266】3年のバースデーを迎えて ノクト

 3年前、精神病院から施設につながりました。そのころは、自分の性別のことや将来の事、家族との関係に苦しんでいました。

 自分の思う様にならなし、人生にうんざりしていました。仲間たちとの共同生活を通して、問題は周りにではなく自分の生き方や考え方にあったという事、それをプログラムを通じて変えていく必要がある事を学びました。

 自分のどういった所に問題があるかを知る事も、受け入れる事も中々出来ませんでした。繰り返し相談したり、ミーティングで話したり、仲間と言い合いをしたりする中で、徐々に、自分のこういう所を変えて行きたいと感じられる様になりました。

 特に、自分がされた事にではなく、した事だけに焦点を当てるという事を学んで行った時に、初めて家族に対して自分が何をしてきたのかに気づくことが出来ました。

 それまでは家族に対して、されたと思うことやしてもらえなかった事、こうして欲しかったと思うことばかりでした。それが恨みになっていました。全て相手のせいにして、こうされたからお酒を飲むのは仕方ない。こうしてもらえなかったからお金を盗んでも仕方ない。両親のせいで自分の人生がメチャクチャになったと思っていました。

 だから、迷惑をかけても仕方ないし、迷惑をかけているとさえ思っていなくて、当然の仕打ちだと考えていました。

 本当の自分は、お酒を飲んだ時の、人と普通に話が出来、行動力があってなんでも出来る自信を持っている状態だと思っていたので、お酒を飲むなと言われる度に自分を否定されている気になり、余計にどうにかして飲む様になりました。

 ずっと被害者だと考えていました。でも、実は全部、自分で原因を作っていたことが分かりました。自分が望む様にならないと思ったとき、自分からこうしたいと言ったことも無かったし、困ったらなんでも相談して欲しいと言われても、「大丈夫」と言って誤魔化しました。

 それでいて勝手に、「してもらえなかった」や、「分かってくれない」と思っていました。自分が被害者ではなく加害者だと認めることが出来た時、今まで自分が誰かにしてきた事も、ほとんど全てが、自分の思い通りにしたい、望み通りに物事を進めたいという考えに縛られている事が分かりました。

 今も、そうした考えに囚われていると、仲間に指摘される事があります。どうしても自分が培ってきた価値感や「普通」が、絶対に正しいとおもったり、それを人に押し付けたりしてしまいます。自分の思うように人が行動しないと心の中で裁いてしまうし、人の考え方が自分の思う「普通」と違うと、説得しようとしていたりします。

 そんな考えをなんとか手放したいと思い、今は仲間に教わった「棚上げの祈り」を朝の祈りの一つにしているのと、朝と夜に黙想をしています。どうにか昔からの考えを手放して、仲間を受け入れられる様に、感謝の気持ちを忘れず、謙虚さと尊敬の気持ちを持ち続けます。

カテゴリー: 266号(2023年8月), ニューズレター | 【NewsLetter266】3年のバースデーを迎えて ノクト はコメントを受け付けていません

【NewsLetter266】仲間のはなし イジケムシ

原理実践 プレワークショップに参加して

 へつらいについての話がありました。昔は物事をへつらいでやり、誰も見ていない所では手を抜いていたので、何も身につかなかった。

 ダルクのプログラムで、筋トレは嫌々始めたが、めげずに続ける中で変化が起き、目標が出来、取り組む動機が変わっていった。

 最近は瞑想をしているが、胡散臭いと思いながら始めて続ける中で、自分が失敗する不安に囚われて、人の評価を気にして保身しようとエゴに振り回されている事に気づいた。

 最初はへつらいでも、やるうちに変わっていく。それは自分にとっての希望です。

カテゴリー: 266号(2023年8月), ニューズレター | 【NewsLetter266】仲間のはなし イジケムシ はコメントを受け付けていません