【NewsLetter260】依存症のマー

「バースデーを迎えて」

 「今日一日」で生活し、何と5年のクリーンを迎える事が出来ました。これも仲間やプログラムのお蔭です。九州に来て色々な仲間と出会い、別れがあり、様々な影響を受け、僕も少しは成長したかな?と思います。

 僕が今真剣に取り組んでいる事は、料理、筋トレ、ジョギング、タイピング、漢字練習です。出来る事が増えて楽しいです。

 自分を変えるプログラムとして、苦手な体を動かす「筋トレ」「ジョギング」を初めましたが、今では楽しいと思う一歩手前まで行っています。字も周りの仲間達から上手だ、読みやすい、と言われるようになって嬉しいです。料理も、僕がこれから生きていく道だと決めて真剣にやってます。PCのタイピングも仲間の中では一番遅いですが、前より大分早くなりました。

 最近、僕が感じているのは、外面ばかり気にして内面はどうなの?という事です。

 ダルクでのプログラムは生き方を変えるプログラムと聞きました。自分の生き辛さを変えないと、再び薬に逃げてしまうと自分で分かっています。でも僕は自分の生きづらさが何なのかまだ良く解っていません。

 少し解っている事は、僕は良い人を演じてしまう所があり、そのストレスから、薬を使っていた部分もあるという事です。

 仲間に反応してもその事を伝えられず、ストレスを感じる事があります。今は相手への伝え方も勉強していて、段々伝えられる様になって来ました。

 後はプライドが高いという所も、僕の生きづらさです。プライドを傷付けられて面白くなくて薬を使っていたという部分もありました。今でもプライドが高く、自分でも俺は何様なんだ?と思う時があります。

 それから健康についても栄養バランスを考えて、食事に気を付けています。タンパク質多め、炭水化物少なめ、野菜を取る等、気にしながら食べています。昔は食ベ物も好きな物を好きなだけ食べていましたけど、九州に来て食事の栄養バランスを気にしながら食べている仲間を見て影響を受けました。

 ジュースも0カロリーの物を飲んでいます。お菓子もめったに食ベず、食べても少しだけにしています。体重が一番あった時で112kg。

 その当時は好きな物を腹一杯、酒も腹一杯で生活していました。今は72kgなので倍近く違います。

 幸い、去年健康診断に行った時は血液の数値は異状ありませんでしたが、僕も年を取って来て健康にも気を付けなくちやダメだなと思ってきました。

 僕はもう薬は使いたくないと思っているので必死にプログラムに向き合っていかなくてはと考えています。まだやるべき事が沢山ありますし、成長していかなくてはと考えています。仲間は鏡という言葉もあるので仲間を良い意味で利用していきたいと思います。感謝。

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【NewsLetter260】依存症のコウジ



「バースデーを迎えて」

 ここまで来られたのも、仲間、スタッフ、全国の仲間、親、皆様のお蔭です。アルコールで底をついてから早3年になりますが予想通り、想像通りのクリーンでした。

 この3年間でフェローシップの向上、コミユニケーションの技術が、以前に比べて格段に上がったと思います。それも仲間のお蔭です。周りの仲間と楽しくしたいとか仲良くやりたいという気持ちがこういう結果に繋がったのだと思います。

 後は、毎日のミーティングのお蔭です。ミーティングの中で前の考えよりこっちの方がいいなとか、こういう欠点は直したいなとか、自分の棚卸しを常にしています。

 自分は今まで遠回りをしてきましたが、今やっと前に進んでいる感じがしています。愛情の大切さ、親に身をもって教えてもらったことでもありますが、気付けるようになったのはここ1年くらいのことです。一番大切だと思っています。

 それから、やる事はやらなければならないとも思います。今の生活の中で言えば、筋トレ、ジョギング、朝の掃除、洗車等、苦手な事でもやらなければならない。

 苦手だった便所掃除をやるようにしたおかげで、毎回使用した後は必ず蓋をチェックして、汚したら濡らしたティッシュでピカピカにする習慣が身に付きました。教会清掃でも、いつも使わせて頂いて有難うございますという感謝の気持ちで、便所掃除をやらせてもらっています。

 あと、最近はよく仲間と大人数で話している時に、黙っている仲間に積極的に話しかけたりします。仲間は一人にしといてくれといった素気ない態度を取ったりする時もありますが、自分にはフェローシップが必要だと信じてやっています。自然に話しかけるスキルも必要だと思います。

 こんな風に3年間を過ごしてきたわけですが、この先も仲間と常に関係を持っていれば、もっとクリーンを伸ばせると信じています。常に正直に、仲間のいいところは褒めることができる。これが自分の長所でもあると考えています。

 まだまだなりたい自分にはなれていませんが、今はできる事をやろうと思います。仲間の話を聞く、さみしそうな仲間がいたら話す。仲間と共にこれからもいこうと思います。

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【NewsLetter260】家族会は2月26日

 2023年2月の家族会の日程は以下の通りです。支援する会はお休みです。

家族会
日時:2023年2月26日(日) 午前10時30分から(午前10時受付開始)
場所:福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ603号室 福岡市中央区荒戸3丁目3番39)

支援する会
※2月はお休みです。

連絡先 九州ダルク 092-471-5140

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【NewsLetter259】新年明けましておめでとうございます。

特定非営利活動法人 九州DARC代表 大江 昌夫

 皆様方におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。

 旧年中は格別のご支援を賜り、有難うございました。年末の緊急支援のお願いにつきましても、多くの方々より、ご献金とお餅やお米、お菓子など食品のご寄付をいただきました。温かいご支援にスタッフ、仲間一同感謝しております。

 さて、年末は鳥取・岡山ダルクと山口ダルクと合同でのプログラムに、メンバー全員で参加させていただきました。九州ダルクのメンバーは、慣れない雪道での運転や、大人数でのコミュニケーションに、幾分疲れが出たようですが、温かく迎えてくれる仲間のお陰で楽しみながら参加でき、それぞれがワークを通して得た事を、今回のニュースレターに書いてくれています。

 自分を大切にして生きていくには、助けを求める事がとても必要ですが、恥ずかしさや情けなさ、苦しさを感じて出来ないという仲間が大勢います。

 自分が何者であるか知ることは、成長の一つのステップです。自分はこういう人間だからという、思い込みが、今まで自分を苦しめていたことに気づき、変わりたいと勇気を振り絞って行動に移してほしい。言葉で何回私が伝えようと、中々伝わりませんが、こうしてプログラ厶に参加し、色々なメンバーの姿を見る事やダルクを支えてくださる方々と接する事で、少しずつメンバーの様子も変わってきたように思います。

 私達には依存症という問題だけでなく、コミュニケーションや感情の問題、性格上の欠点、過去の思い出したくもないような記憶や孤独など、様々な生き辛さの問題があります。私達アディクトがダルクにつながる頃には、問題がこんがらがってしまい、絡まって固く結びついているようなもので、もうどうにもならないかのように思えます。

 しかし、一つ一つ、根気強く解き、もつれた糸を丁寧に伸ばしていくように、時間がかかりますが、必ず解決していきます。思い通りにはなりませんし、期待していたものとは違うかもしれません。しかし、必ず解決するのだという事を、私たちは自分だけでなく仲間の姿を通しても経験します。

 ダルクで得られる仲間との絆は、必要とする限り、途切れてしまう事はありません。私たちは1人ではない。この事を忘れず、この一年を良い一年に出来るよう取り組んで参ります。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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【NewsLetter259】イジケムシ

鳥取・岡山・山口・九州合同ワークショップに参加して

 今まで、勘違いが多くて人から頼まれたことが出来ない、思い込みが強くて人との会話がうまくいかない等、人とのコミュニケーションの中での違和感をどこか感じてきました。

 それが原因で失敗しても、自分は頭だけはいいからと勘違いしていて、しかもプライドが高いので、自分がおかしいのだと認めることが出来ませんでした。

 相手の伝え方が悪いと人の所為にして、場所を変えても付き合う相手が変わっても、失敗はなくなりませんでした。

 ずっと先ゆく仲間から指摘されてきたことですが、認めることが出来ませんでした。今でも仲間の前でそういう失敗を指摘されると恥ずかしいし、どう思われているか、仲間の目が気になります。

 今回のカウンセリングで皆の前で自分のおかしい部分を認めることができ、今の自分と向き合い、仲間に助けを求めながら改善していく決心がつきました。

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