【NewsLetter258】緊急支援のお願い

特定非営利活動法人 九州DARC 代表 大江昌夫

 年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。九州ダルクでは先日4回目のワクチン接種も済み、幸いなことに未だコロナの感染もなく、皆元気に過ごしております。

 さて、先月はニュースレターでのお米の献品お願いをしましたところ、たくさんのお米をちょうだいし、大変ありがとうございました。おかげさまでしばらく分のストックができ、なんとかメンバーも食べていくことができそうで、ホッとしております。

 今年は、私自身が前々からやらなくてはと思っていたことではありますが、重い腰を上げ、他のダルクのプログラムに参加させていただき、学ぶ機会を得ることができました。

 私たちアディクトは薬が止まるだけでは、「幸せ」で、「社会に有用な一員」として。また、「欠けることのない自分」であると感じて生きていくことはできません。

 メンバーの多くは薬が止まってクリーンタイムだけは長くなりながらも、自信のなさ、失敗への恐れ、一般的な常識を知らないことやできないことの恥ずかしさから、やる気を持つことができず、それを人のせいや環境のせい、過去の自分のせいにするだけでこの先への進み方がわかりません。

 頭での理解を超えて、実際に行動していくためにはどうすればよいのか。ダルクのプログラムの実践の場として利用できるよう、九州ダルクのプログラムを大きく変えていこうと思っています。

 ダルクを薬物依存症からの回復の居場所として維持していくため、また、未だ苦しんでいる依存症者へメッセージを届けるため。さまざまな活動は、みなさまからの継続的なご支援に支えられています。

 今年はここ数年のコロナ禍の中で用心しながらも、まだ家族会も2度しか行えておらず、活動資金が不足し、みなさまからのご寄付に頼らざるを得ない状況です。年末のこの忙しい時期ではありますが、何とぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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【NewsLetter258】福岡アディクションフォーラムに参加して イジケムシ

 現在のコロナ禍の状況では、自助グループが閉まって同じ依存症の仲間との繋がりがなくなったり、行動が制限されるストレスだったりと、デメリットしか今まで見えていませんでした。

 今回病院の先生が講演の中で話された、ダルクの中で仲間とのコミュニケーションが増えるというメリットには気付いていませんでした。

 今までは、人間関係の中で出てくる自分の生きづらさと向き合わず、自分自身を誤魔化してきました。

 仲間とのコミュニケーションが増える今の状況の中で、出てくる自分の問題を受け入れ、変わっていく回復のチャンスにしていきたいです。どんな状況でも受け取る自分次第で自分の成長に変えていけると気付かされたフォーラムでした。

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【NewsLetter258】福岡アディクションフォーラムに参加して ちくわ

 今回のフォーラムのテーマが自分らしさを取り戻すためにという言葉がありました。今の自分からしたら、その言葉とはすごく遠い所にあると思います。

 最近の自分は言い訳や誤魔化し、人のせいにすることが止まりません。

 保身のためにいろいろな手を使い、自分を守ろうとしたり、人の評価を相変わらず気にして、怒られないように振舞ったりした結果、余計に事態を悪化させています。一番なりたくない自分になっていて、苦しい日々が続いています。

 プログラムを通して考えるなら、この状況もハイヤーパワーから与えられている試練だと思います。

 今回のフォーラムで仲間の話を聞くことで、仲間の中にいることやプログラムを継続していくことが、今の自分、これからの自分に必要だと感じました。ありのままの自分でいられるように今後も仲間の力を借りて生きていきます。

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【NewsLetter258】福岡アディクションフォーラムに参加して クルクル

 今回フォーラムに参加して気づいたのは、同じ問題を抱えて苦しんでいるのは一緒だなということです。今まで自分は、人に本心や言いたいことを言えず、ずっと苦しんでいました。

 言っても信じてくれない、理解してくれないと思って生きてきました。そうして勝手に傷つき、人を平気で恨み、こんな自分になったのは相手が悪い。理解してくれない人たちがいるからだ、と決めつけていました。

 でもそうじゃなく、ただ単に自分が行動に移さないだけで、人のせいにしていました。

 自分は怖れが強いです。なかなか人に思っていることを話せないです。でも怖れながらでも仲間に伝えるようにしようと練習しています。

 まずは行動、結果はその後です。そうすれば必ず自分はよくなると信じているのでやっていきます。

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【NewsLetter258】福岡アディクションフォーラムに参加して クニ

 アディクションフォーラムで、いろいろなアディクトたちの話や、病院の先生の話を聞き、自分も自助グループで話をさせてもらいました。

 他のアディクションを抱える仲間の話を聞いていて、薬やアルコールなど問題となる物は違っても、止められず、苦しいことは変わらないとわかり、自分も楽な気持ちで話をすることができました。

 先生の話の中で、今はコロナのせいで他の仲間たちと接する機会が少なくなっている、と言っていました。

 アディクトにとっては厳しい状況です。でも、会場にはたくさんの仲間がいました。昔、薬を使っていた時にはできなかった、人前で自分の思っていることを伝えることもできました。

 今回参加して一番強く感じたことは、苦しいのは自分一人じゃない、正直に自分のことを話しても大丈夫な仲間や場所があるということです。正直に話して楽になっていきます。

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