【NewsLetter160】薬物依存症のカロリ

 今年は新年のおみくじの大吉で始まり、本当に色々な事がありました。スリップ・新しい仲間との出会い・別れ・両親との再会。

 一日一日が、今の自分にとってとても大事な日々でした。「こんな事やってられるか!」「どうでもいい!」と思う事も何回も何回もありました。

 しかし、今この文章をダルクで書いている自分がいるということが、やり続ける事を選んだ結果なんだと、間違っていなかったんだと信じたいです。少なくとも仲間とともに楽しんだり苦しんだりしながら歩んだ4か月のクリーンだけは信じられます。それが今日一日だけやり切るための大事な拠り所となっています。

 今年もあと少しですが、新年にでたおみくじがその通りになるようがんばって過ごします。

 来年は色々なことに感謝の気持ちを持てるような年にしたいです。最初から答えを持って話すのではなく、色々な事を試行錯誤しながら仲間と分かち合っていきたいです。

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【NewsLetter160】薬物依存症のルーディー

 今年も残りわずかとなりました。1年が早いなぁと思いつつ、やっと、ホッと一息つけた感じです。

 ここ最近は、九州ダルクフォーラム、佐賀ダルクセミナー、X’mas会とイベントの準備に忙しく追われる日々が続いていました。

 この時期になると、学校講演や相談の件数も増え、忙しさにも拍車がかかり、以前だと、容量オーバーだなと思えるくらいの仕事量ですが、「ひとつひとつ」「乗り越えられないものは与えられない」と、言い聞かせながら、なんとか乗り越えることができました。

 ホッと一息ついてニュースレターの原稿を書くことで、やっと、今年1年を振り返っています。

 九州ダルクの支援の中、右も左もわからない佐賀の地で、とにかく佐賀ダルクの活動を知ってもらおうと、いろんな所へ飛び込んでいき話を聞いてもらい始めたのが、春になってからでした。

 どこに行っていいのかすらわからず、先行く仲間に相談し、顔を出した場所では、「うちは薬物依存症なんて関係ありませんから」と寂しい反応に折れそうになったり、福岡と佐賀の片道1時間半の車でのひとりの時間、頭の中は不安がグルグルと回り、「やっていけるのか?」と、先取りの不安でいっぱいになっていました。

 7月に佐賀ダルクを支援する会が立ち上がり、毎月一度の会合にも多くの方が集まってくださり、独りで突っ走り、抱え込んでいた問題を相談できる場所ができたことでフットワークも少し軽くなったようでした。

 支援する会の方々のおかげで、佐賀ダルクの活動の場も広がり、少しずつですが、相談や学校講演の件数も増え始め、いろんな場所へ顔を出す機会も与えられ、小さいながらも一歩一歩を踏み出し始めた感じでした。

 11月28日に開催した「薬物依存症回復支援セミナー」も佐賀ダルクとして2度目のイベントでしたが、行政、保護観察所、弁護士会など、平日でありながらも多くの方に参加していただき、当日は、佐賀のマスコミほとんどが取材に来ていただくなど、大成功に終わることができました。

 私自身は、前日の九州ダルクフォーラムを終えた直後から、明日は佐賀ダルクセミナーには人が来てくれるだろうか?と不安で、普段、フォーラムなどでもあまり緊張しなくなっていたはずが、当日は、大緊張で話したいことは話せず、頭の中は真っ白に。今までと違う責任の重さをずっしりと感じさせられた1日でした。

 振り返ってみると、今年の始まりからひとりで抱え込み、なかなか前に進まない中、多くの方々に支えられて一つ一つ、なんとか乗り越えたような。

 改めて自分の無力さを認め、「I can’t We can」と言われてきたように、多くの方の力なしには、何もできないいんだなと気づかされた1年です。

 来年度から九州ダルクを独立していく不安をもあり、九州ダルクから受け渡された責任も重く感じていますが、私自身の力だけでは微力です。これからも多くの方に支えていただきながら、一歩一歩、半歩ずつでも、前進していけたらと思っています。

 これからもよろしくお願いします。

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【NewsLetter160】緊急歳末援助のお願い

美野島司牧センター 年もおしせまり、何かと忙しいころとなりました。みなさまにおかれましては変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご支援を賜り誠にありがとうございます。

 近年、社会でのダルクの役割は、私達が想像している以上に多くなっています。一昨年より昨年、昨年より今年とご家族の方からの相談や当事者からの手紙等も増加しております。これも支援してくださっているみなさま方と私達が一緒になって、未だ苦しんでいる薬物依存症者本人、または苦しんでいる家族に、薬物依存症からの回復、家族関係の見直し、今、薬物に逃げてもおかしくない環境にいる子供たちにも一緒にメッセージを運んでいるからだと思っています。これは私たちだけでは出来ない事ですので本当に深く感謝しております。

 そのような中、支援してくださる方も増えた事により、ダルクが広く認知されるようになった結果だとも思います。

 このように活動内容が大きく・広くなるにつれて、当然の事ながらそれに伴う活動費用もかさんでいます。入所者が増えても、私自身がそうであったように、通常設定させてもらっている入所費を払える仲間はおらず、生活保護受給者が多いことや、通所の仲間からも通所費を取っていないことも含めて、今現在、九州ダルクの活動資金はマイナスの方向に増えています。

 ひとえに私どもの努力が足りないためではありますが、ガソリン代やプログラム費、スタッフ賃金などの、回復に必要な道具が与えられない現状とダルクの活動をご理解いただきまして、度重なるお願いで心苦しいのではございますが御寄付いただきたく、切にお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 九州DARC
代表理事  大江 昌夫
  

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【NewsLetter159】あいさつ(九州ダルク代表・大江昌夫)

 落ち葉が風に舞う季節となりました。我町の銀杏並木も美しい黄色に染まり初め、日増しに寒さが身にしみるようになってまいりました。みなさまはお変わりなくお過ごしでしょうか。

 九州ダルクでは風邪がはやってしまいました。みんなそれなりに気をつけていたのですが、私も含め、みんな風邪を引いてしまいました。世間でも風邪がはやっていますので、皆様も十分お気をつけください。

 話は変わりますが、ここ最近相談件数がかなり増えてまいりました。これも支援してくださっているみなさまと私たちが一緒になって、苦しんでいる薬物依存症者本人、または苦しんでいる家族に、薬物からの回復、家族関係の見直しと、同時に今から薬物に逃げてもおかしくない家庭環境にいる子どもたち予備軍にも一緒にメッセージを運んでいるからだと思っています。感謝いたします。

 今回、九州ダルクフォーラムを開催するにあたってたいへん悩みました。佐賀ダルクのセミナーが先に決まり、準備が進む中、モチベーションが周囲の熱に比べあがらないこと、金銭的なこと、準備時間が少ないこと、仲間のことなど、数え上げると切りがないぐらい悩みましたが、フォーラムのチラシにも書いた通り、ここ最近は私たちの想いとは逆に増加、深刻化が進んでいる薬物乱用・依存問題において、当事者の私たちだけでなく、行政・司法・医療・福祉とさまざまな機関との連携がなくてはならないものとなっています。

 これからのDARCの活動の中でも各機関とのネットワークをつないでいくことの重要性はさらに大きくなっていくもので、この機会にそれぞれの立場から見た薬物乱用・依存問題について少しでも多くの方に知っていただきたく、フォーラムを開くことにしました。

 いつもそうですが、悩んでいる私たちをそっと、時にはガツンと背中を押してくれるみなさまのお陰です。私たちの隣には、応援してくださっているみなさまが常にいるということに感謝しています。

 平日開催ということでなかなか、都合がつきにくいと思いますが、フォーラム、セミナー当日、そんなみなさまとお会いできるのを楽しみにしています。

 追伸  毎年恒例のクリスマス会も開催いたしますので、みなさまのご参加お待ちしております!

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【NewsLetter159】薬物依存症の秀光

 みなさんこんにちは。朝晩の冷え込みも厳しくなりつつある今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。風邪などひかないよう十分に気を付けてください。

 今月のニューズレターで私の近況報告をさせていただけることになりました。

 私が癌を患っていることは沢山の方がご存知だと思いますが、実は9月9日~10日にかけて急激に腹水がたまり急きょ、福岡赤十字病院に入院をしました。

 入院から数日で12キロ位の水がたまり、ほとんど身動きも出来ないような状態になりました。

 CT等の検査の結果、癌が転移しているのがわかりましたが、手術も抗がん剤治療も出来ないと言われ、取りあえず腹水を抜いたり、食事をしても栄養を吸収しないので、高カロリーの点滴を入れるためのポートを、身体に埋め込む等の対処治療をして貰いました。

 1ヶ月ほどで腹水はほとんど抜けたんですが、癌の大きさや進行の早さ等からみて、「あと2~3ヶ月でしょう」 と言われた時は、頭の中が真っ白になる程のショックでした。

 その時はトキが一緒にいてくれたんですが、もし一人だったらどうなっていたかわかりません。

 それ以降、トキの配慮のおかげで大勢の仲間や関係者や知人がお見舞いに来てくれたことには本当に感謝しています。

 11月7日に、福岡市内にある緩和ケア(いわゆるホスピス)に転院して、とてもゆっくりした時間を過ごさせて貰っています。主治医から「あと2~3ヶ月でしょう」 と言われてから2ヶ月経ちますが、まだまだお迎えは来そうにありません。

 今日一日をゆっくりと大切に精一杯生きようと思います。生かされていることに「感謝」 です。

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