【NewsLetter157】薬物依存症のサル

 杉上さんのステップセミナーは2度目で、以前、福岡に来てもらった時も参加させてもらいました。今までステップを本や仲間の話でしか、耳にしなかったけど、図やグラフなど、砕いた感じが分かりやすかったです。

 自分自身が今までやってこなかった部分が、はっきり分かり、これからは何でもノートに書いていこうと思いました。特に気になったのが、ステップの8、9で、過去に傷つけてしまった人たちと会う機会が増えたので、参考にしたいと思いました。

 これからもステップを大切にしたいと思います。

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【NewsLetter156】12ステップのことなど(支援する会 八尋光秀)

 ダルクは、薬物依存症者のための自助回復施設です。ここでは薬物依存症からの回復において、強制も暴力も命令も威嚇も使いません。決まりごとは、ダルクプログラム12ステップを実践すること、1日に2ないし3回のダルクミーティングに参加すること、薬を使わないし持ち込まない、そのほか、自分のことは自分で決める、というだけです。

 ここに集う仲間は、先行く仲間とともに回復の道を歩みます。薬物依存は、自分ではどうしようもない生きづらさを基調としたものです。

 家族を含めて、身近な人とのかかわりが噛み合わないし、噛み込んでは煮詰まる。学校や社会が敵対的でいじわるく感じる。自意識は高く、自己評価はとんでもなく低い。

 だから、なにをやってもうまくいきそうにない。そんな生きづらさの中で人は薬物に依存してしまいます。

 だから、薬物依存症者は緩序な自傷、自殺をしているとも言われ、薬物を絶って回復の道を歩むとき、自殺企図に悩まされます。現に少なくない仲間が、回復の途中において薬物を多量に服用しあるいはそのほかの方法で自らの命を絶ってきました。

 ダルクミーティングでははじめに「平安の祈り」を唱えます。「神さま、わたしにお与えください。自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを。変えられるものは変えていく勇気を。そして、二つのものを見分ける賢さを」と。

 ここで「神」というのは特定の宗教のそれではありません。自らが信じる神であり、信仰がなければ、自分の心の奥底にあるもの、魂の源というくらいの意味です。

 それでは、12ステップを紹介しましょう。

  1. 私たちは、アディクションに対して無力であり、生きていくことがどうにもならなくなったことを認めた。
  2. 私たちは、自分より偉大な力が私たちを正気に戻してくれると信じるようになった。
  3. 私たちは、私たちの意志といのちを、自分で理解している神(ハイヤーパワー)の配慮にゆだねる決心をした。
  4. 私たちは、探し求め、恐れることなく、モラルの棚卸表を作った。
  5. 私たちは、神に対し、自分自身に対し、もう一人の人間に対し、自分の誤りの正確な本質を認めた。
  6. 私たちは、これらの性格上の欠点をすべて取り除くことを神にゆだねる心の準備が完全にできた。
  7. 私たちは、自分の短所を取り除いてください、と謙虚に神に求めた。
  8. 私たちは、私たちが傷つけたすべての人のリストを作り、そのすべての人たちに埋め合わせをする気持ちになった。
  9. 私たちは、その人たち、または他の人びとを傷つけないかぎり、機会あるたびに直接埋め合わせをした。
  10. 私たちは、自分の生き方の棚卸を実行し続け、誤ったときは直ちに認めた。
  11. 私たちは、自分で理解している神との意識的触れ合いを深めるために、私たちに向けられた神の意志を知り、それだけを行っていく力を、祈りと黙想によって求めた。
  12. これらのステップを経た結果、スピリチュアルに目覚め、この話をアディクトに伝え、また自分のあらゆることに、この原理を実践するように努力した。

 「こんなん、ヤクチュウにならないと、とてもやれないよね」と僕。「ヤクチュウになってよかったってことですかね」と施設長。

 いかがでしょうか。あなたはどのステップまで実践できそうですか。私はステップ1すら、実践できそうにありません。

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【NewsLetter156】あいさつ(九州ダルク代表・大江昌夫)

 今年は格別に残暑が厳しいようですが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。熱中症や夏バテなどしていないでしょうか。

 私たち九州ダルクメンバーはみんな、元気にやっています。今年は夏カゼを引くメンバーもなく、本当に元気なメンバー達です。最近入所してきたメンバーの風だと感じています。

 本来、古いメンバーが新しいメンバーをサポートするものですが……。いや、ウチの古いメンバーがサポートしない訳ではないですよ。ちゃんとサポートしてくれています!

 ただ、慣れからくる「これぐらいは良いだろう」ってのがウチは出やすく、本人がそのことに気付くのに時間がかかったりします。その中に、ムードメーカー的なメンバーが入って来てくれたので、本当に良い風が流れ出しました。

 みんな早起きになり(当たり前のことですが…汗)、リズムよく食事やトレーニングをしていますので、このまま病気することなく、みんなで起こしたよき風にのって、1日1日回復していってほしいと心から願っています。

 話は変わりますが、この前プログラムにかかせないパソコンを5台献品していただきました。今までウチで使っていたものは10年以上前のMacで、何かと不具合も多く、みんまもマージャンのゲーム位しかあまりやっていませんでした。

 それが今回、ウィンドウズのノートパソコンをいただいたので、スタッフに頼んでタイピングのソフトを入れてもらいました。火曜日がPCプログラムなのですが、今では毎日のようにみんなでタイピングの練習をしている位です。

 そのうち、このニューズレターを入所者たちが作成する日も近いのではと思います。

 どうしても運営費がかさみ、なかなか備品まで買い替えることができずにいた中、今回このような献品をしていただいたことは大変ありがたく、言葉では言い表すことが出来ないくらい、感謝の気持ちでいっぱい杯です。

 ほかに、運営費や仲間から預かったものを入れられる大きな金庫もいただきました。重ね重ね、深くお礼申し上げます。そして今回このようなきっかけを与えてくださった、保護観察所の所長をはじめとする職員のみなさま方、本当にありがとうございました。心より感謝いたします。

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【NewsLetter156】DARCの日常・薬物依存症のピロピ

 7月6日仙台空港へ着き、すぐに仙台国際センターへバスで向かいました。

 すでに、会場にはたくさんの薬中が、どこから来てるのか、と思う位のメンバーの数に自分はびっくりしました。

 受け付けをし、ネームタグをもらい、エリア名とアノニマスネームを書いて首からぶらさげ、仲間たちとハグの挨拶を交わしました。

 夜は雨の中、ナイトクラブパーティーに参加し、あまりの人で息がつまりそうになり、外に出て空気を吸いましたが、ガンガン鳴り響く歌と演奏の中、吸い込まれるように聴き入っていました。

 次の日は、仲間のスピーカーミーティングを聞き、回復を楽しむためには自分の弱い部分と人に聞かれて恥ずかしいところを話していくこと、自分が今まで経験してきたもっと格好悪いところを話すことだと改めて感じました。

 今の自分に欠けているところは、メンバーたちに本音でぶつかることだと感じました。

 会場の一室ではNAグッズが売られていました。そこで九州から持って行ったグッズの手ぬぐいも仲間の配慮で売らせてもらい、良い経験ができました。

 あるメンバーがコインケースをプレゼントしてくれて、とても嬉しく今も大切に使っています。カウントダウンではオールドタイマーの仲間からワンデイの仲間までいました。

 その中で温かく迎えられていたのはワンデイの仲間で、全員が拍手をして迎えました。分かち合いと今日一日の大切さ、心温まるギフトをいただき、感謝です。

 最後に実行委員長のツトムさんが話をしながら涙を流す姿に、もらい泣きしました。薬中が人に愛される姿は素晴しく、自分もそうなれると強く心に残りました。


7月に仙台で開かれたNAのリージョナルコンベンションへ、九州ダルクからも数名参加してきました。参加メンバーの感想を紹介します。これを読んでいただいて、「NAって、こんな感じなんだ」と知っていただければ、と思います。

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【NewsLetter156】DARCの日常・薬物依存症のアチ

 僕にも、スポンサーが決まりました。仙台にいる「先行く仲間」なのですが、去年、沖縄のコンベンションに行った時にその人の話を聞いて感銘を受けたので、引き受けて貰えるとは思わなかったけど、だめ元で頼んでみたら、快く引き受けてくださったのです。

 それで一度会いたいですね、という話をした所、仙台でNAのコンベンションがあるというので、7月の初め、仙台まで仲間と3人で行って来ました。

 コンベンションには、800人ほどの薬物依存症者たちが集まっていました。その中には、九州ダルクで一緒に頑張っていて、2年ぐらい前に地元に戻っていた仲間や、病院に入院している時に一緒だった仲間などがいて、再会の握手とハグをしました。コンベンションに参加して、色んな仲間(中には20年以上も薬物を止め続けている仲間もいました)の貴重な話、薬を使っていたころの話、面白い話、感動する話などたくさん聞くことができました。

 仲間の話の他にも、夜にはライブ会場を借り切って、NAメンバーがライブを聞かせてくれました。僕の大好きなビートルズの曲も歌ってくれて、みんな飛んだり跳ねたりしてすごく盛り上がりました。全員が薬なしで、お酒さえ飲まずに楽しんでいる姿を見て、自分もこれから薬なしで生きていくんだと、それが出来るんだと自信がつきました。

 2日目の夜は、仲間と一緒に仙台名物の牛タンを食べに行くことになり、仙台出身の仲間から一番おいしい店を教えてもらい、その店に行きました。少し高かったけど、初めて食べる牛タンは、歯ごたえも味も今まで食べた物の中で一番と言って良いほど、おいしかったです。

 3日間いる間に、スポンサーとも色々話が出来ました。スポンサーからは、がんばり過ぎず、そして怠けすぎずにやって行くように言われました。最近、僕はダルクでの生活に慣れきっていて、少し怠けて来ていたので、そのがんばり過ぎずにがんばればいいという考え方を聞いて、やる気がでてきました。

 最後の日には、仲間3人でお金を出し合って、レンタカーを借り、東日本大震災の被災地を見に行きました。海沿いの道を走ってしばらく行くと、半壊した家や、ボコボコになった車などが、ありました。まるで戦争中のような姿に呆然としてしまいました。

 仙台での4日間、色んな仲間と話をして、握手して、ハグして、新しい仲間もでき、貴重な話も聞け、スポンサーシップも取れ、とても実りのある旅となりました。来年は京都でコンベンションがあるので、また参加したいと思っています。


 7月に仙台で開かれたNAのリージョナルコンベンションへ、九州ダルクからも数名参加してきました。参加メンバーの感想を紹介します。これを読んでいただいて、「NAって、こんな感じなんだ」と知っていただければ、と思います。

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